10月下旬に閉幕した中国共産党大会後に発足した第2期習近平政権で、最高指導部の中で実質のナンバー2といわれる党の規律部門トップに、ほとんど知名度のない趙楽際氏が選出され、注目された。 習近平氏と郷里が同じく陝西省の出身。故郷や青海省など内陸部の地方官僚として30年以上も勤務したが、経済発展や格差是正といった分野では目立った実績はなかった。欧米や日本メディアのみならず、中国国内の新聞、テレビにすらほとんど取り上げられることがない地味な指導者である。 中南海事情に詳しい共産党関係者によれば、趙氏が習氏の目に留まったのは10年前。陝西省トップに就任した直後の趙氏は、同省の富平県にある習氏の父親、共産党元老の習仲勲の墓を巨大な陵墓に改造するよう命じたことがきっかけとなった。 墓所と併設された習仲勲記念館の面積は約7千平方メートル、周辺の専用道路と駐車場などを入れると2万平方メートルを超える。南に小
北朝鮮の2代目指導者、金正日総書記の最初の妻、成恵琳(ソン・ヘリム)氏の墓。ハングルで書かれた氏名と生没年が刻まれている。命日の5月18日、白菊と赤いカーネーションが供えられていた=モスクワ西部の共同墓地で2015年5月18日午後、真野森作撮影 ロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が肩を並べて軍事パレードを見守った5月9日の対ドイツ戦勝70年記念式典。会場となったモスクワ・赤の広場に、世界的注目を集めるもう一人の国家指導者の姿はなかった。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記。出席すれば約3年前の権力世襲以来、初めての外遊となったはずで、待ち構えた記者たちは肩すかしを食った。旧ソ連時代からロシアと北朝鮮の関係は深く、また複雑だ。式典の9日後、モスクワ西部の墓地の片隅に供えられた謎の白菊も、そのことを暗示していた。【モスクワ真野森作】 モスクワ中心部から約15キロ西にある「トロエ
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