2017湾岸・アラビア半島地域サウジアラビアGCCアラブ首長国連邦カタルバハレーンオマーン 公開日:2017/06/16 6月5日にカタルと外交関係を断絶したサウジアラビアやUAE、バハレーン等は、陸路の封鎖や自国の空域の通過拒否、カタルに向かう船の寄港禁止など、事実上の経済封鎖と呼びうる措置をとってきた。これらの措置に関し、封鎖の一部を緩和する動きが相次いでいる。 カタルの空域は南部はサウジ、東部はUAE、西部と北部はバハレーンの飛行情報区(FIR)に囲まれており(図1参照)、いずれかのFIRを通過しない限り第三国に向かうことができない。5日の断交後、カタル航空はバハレーンのFIRを通過するかたちで航空便を飛ばしていたものの、これがバハレーンの許可を得たものであるのか不明な状態が継続していた。しかし、11日、バハレーンは自国の管制下にあるFIRのうち、バハレーン領空を通過することになるル
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