5. 革命40周年式典で壇上からオルテガ大統領に声援を送る、与党下部組織「サンディニスタ青年部」の若者たち。マナグア市で、2019年7月。 ニカラグア革命には、カトリック司祭や信徒が多数参加した。彼らは、抑圧と貧困に喘ぐスラムや農村で聖職者と住民が協働する「解放の神学」を実践した。革命に強く影響したこの運動をニカラグアに根付かせた一人、元神父のフェリックス・ヒメネスさんから革命の背景を聞いた。(文・写真 柴田大輔) fa-arrow-circle-right<ニカラグア写真報告>裏切られた革命(1)民衆に怯える「革命の英雄」オルテガ ◆抑圧の中で生まれた「解放の神学」の共同体 首都マナグア市郊外にあるヒメネスさんの自宅裏には、豊かに実をつけるアボカドの木やサトウキビ、トマトが栽培される。菜園の隅にある鶏小屋で卵を探すヒメネスさんは「自分たちで食べるものを自分で作るのはいいものだ」という。1
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