韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は19日、訪問先のブリュッセルで、英国のメイ首相と会談し、「北朝鮮が非核化を進展させる場合に、人道的支援や制裁の緩和が必要だ」と述べ、国連安全保障理事会で議論するよう提案した。メイ氏は北朝鮮の現在の措置だけでは不十分との認識を示した。韓国大統領府が明らかにした。 文氏はメイ氏に「北朝鮮は豊渓里(プンゲリ)核実験場を廃棄し、東倉里(トンチャンリ)のミサイル実験場と発射台の廃棄を約束した」と説明。さらに「(3回目の南北首脳会談では)米国の対応次第で、寧辺(ヨンビョン)の核施設の廃棄の用意があると明らかにした」と語った。その上で「北朝鮮が継続して非核化措置を進められるよう、安保理を中心に知恵を集めるべきだ」と制裁緩和に向けた議論の開始を求めた。 これに対し、メイ氏は「北朝鮮の非核化プロセスを促進するための議論は必要だ」と応じたが、「北朝鮮はCVID(完全かつ検証