戦国時代のおにぎり出土 上杉謙信の家督争い跡の遺跡で 2008年01月22日14時14分 戦国武将・上杉謙信の養子・景虎が家督争いの後に自害した新潟県妙高市の鮫ケ尾城跡から、当時のものと思われるおにぎりが4個出土したことが21日、分かった。06年6月の市の調査で見つかった炭化米の塊を国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で鑑定、「ほぼ間違いない」と結果が出た。 新潟県妙高市の遺跡で見つかった戦国時代のおにぎり おにぎりは平均で直径約7センチ、重さ約40グラム。城が戦火で焼け落ちたため、全体が黒く焦げている。鑑定結果によると、(1)米粒が糊化(こか)して接着している(2)外側がおにぎりを手で握った時の丸みに限りなく近い(3)植物の葉や布などで包んでいたと思われる跡が一部に残る――などの特徴からおにぎりと断定。また「炭素14」による年代測定や、同じくるわで同時代に流通した陶磁器が焼けた形で見つかっ