民主党の樽床伸二元国対委員長、自民党の菅義偉元総務相ら両党の中堅議員らによる「国難対処のために行動する民主・自民中堅若手議員連合」の初会合が17日、国会内であり、民主党87人、自民党22人の衆院議員計109人が参加した。国会会期(6月22日まで)の延長を求める署名を始めることで一致。政権批判を封じる狙いから延長なしに国会閉会を狙う菅政権への不満が与野党から噴出した。 会合では呼びかけ人の樽床氏が「現政権の対応は必ずしも万全でなく、多くの問題点がある」とあいさつ。菅氏は「中堅若手はしがらみもなく大胆な発想で対処していける」と「世代交代」を強調した。 議連は呼びかけ人らが4月初旬から会合を重ね、衆院当選5回以下に限ることなどを打ち合わせてきた。民主党側には「菅降ろし」につきまとう小沢一郎元代表の影を払拭(ふっしょく)したい思惑があり、自民党側には、谷垣禎一総裁ら執行部や、元代表との連携もちらつ