仲春はゆっくりと通り過ぎる 寝て起きたら3月である。今日の東京の最高気温は20度を超えている。正月のインフルエンザが完治して、これでやっと健康で文化的な本年度を始められるぞ、と意気込んだのも束の間、今度は原因不明の高熱を出して1週間寝込んだ。 脳がグツグツ煮える音が聴こえそうなほど…
エロゲーが未入手で、ライトノベルが入手済みのもの - 雲上四季 見出しの中で、未入手だったり入手済みだったりするものは何かといえば、本文中の言葉でいえば「評論家」しか考えられないのだが、「評論家を入手する」ってふつう言うかなぁ、と首を傾げた。もしかしたら、ムック本を企画している出版社や編集プロダクションなら「で、巻頭言書いてくれそうな評論家は?」「入手済みです」というようなやりとりがあるかもしれないけれど、ここで評論家を未入手だったり入手済みだったりするのは、エロゲーとかラノベとかで、これらを「ジャンル」と呼んでいいのかどうかはやや疑問だが、少なくとも自然人でもなければ法人でもなく権利無き社団ですらないただの抽象概念だから、そっちの意味でも違和感がある。もっとも、本文中には「入手」という言葉は出てこないので、わざと意味のずれた言葉を見出しに含ませることによって、読者に違和感を抱かせ、記事へ
どうもライトノベルやノベルゲーム(ビジュアルノベル)という分野はレビューこそ受け入れるけれども、評論は歓迎されない、という印象がある。 http://d.hatena.ne.jp/inhero/20071207 引用先ではライトノベル論壇が、一応は存在するけれど、ライトノベルの主な読者層は中高生であり、彼らは解釈・評論を嫌うのではないか、と結んでいます*1。 また、実例として巻末に解説がつかないことを挙げています。言われてみれば、富士見ファンタジア文庫および富士見ミステリー文庫の新人賞受賞作を除き、ライトノベルにはめったに解説がつくことがありません。中高生が解釈を嫌うというのも、充分に納得できます。まあ、小難しいことを考えるのが好きな読者は例外的に評論を受け入れているかもしれませんが、それでも大半はそういった評価を気にせずに読んでいるでしょう。 では、だからと言って、ライトノベル評論が非中
おとなり言及 見下げ果てた日々の企て コズミックサーフィン 水川書房 地吹雪日記 再々読。私が長編小説を再読するなんて、数年ぶりかもしれません。「持たざる者」になってしまった子供たちの逃れがたい業を描いた暗黒童話、ダークメルヘンとでも言いましょうか。 私が一冊だけ人に小説を薦める権利を得たなら、迷わずこの作品を選びます。どのくらい凄いかと言うと、普段はやらないおとなりページへのリンクまで貼って「読め、読め」オーラを出すくらいに凄いのです。明らかに売れてなさそうな上に既に七年前の作品なので、入手は困難ですけれど……。 一人の作家が、その全存在を一冊の本に叩き込んだという感じ。確実にLPを5は消費してそうな凄絶な作品なのです。もちろん極限効果つき。実際この作品が出てからというもの、沙藤さんは以前にも増してめっきり寡作になりました。*1 毒の強さ、胸残りの悪さという点で、方向性は違いますがその強
上の話題とも関連するのだが、「文学」という言葉について少し書いておこう。 もともとこの言葉は「学問」とほぼ同じ意味だったらしい。「文化」「文明」「文武」「文民」などの「文」に、似た意味の「学」をつけて「文−学」だ。もっとも、このような用法は既に廃れてしまっているので、明治の頃の文章を読むのでない限り、あまり考える必要はない。 次に、ぐっと範囲が狭まって、「文に関する学」としての「文学」がある。これにも広い意味と狭い意味があって、広い意味での「文学」には哲学や史学なども含む。大学改革以前の多くの大学の文学部で講じられていたような学問領域だ。狭い意味では、これも大学改革以前の多くの大学の文学科で講じられていたような学問領域だ。言語学を含むのか除くのか、などさらに細かな意味の区分も可能だが、「文学」の線引きまでは立ち入らないことにする。 ここまでが学問としての「文学」だが、「文学」にはもう一つ、
文章の表面的な部分しか見ていませんね。小説の本質は「物語そのものの面白さ」じゃないでしょうか。絵がどうとか状況説明がどうとかは瑣末部分でしかありません。 小説の本質が「物語そのものの面白さ」だとは思いません。物語は小説の重要な一要素ですが、それだけのことです。 物語性がほとんどない小説すらあります。ひたすらに円筒状の図書館宇宙を描写した「バベルの図書館」に、どんな物語があるでしょうか? 伝奇集 (岩波文庫) 作者: J.L.ボルヘス,鼓直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/11/16メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 158回この商品を含むブログ (164件) を見る そもそも物語が本質で状況説明は瑣末だというなら、文章の良し悪しを語る意味もないのでは? さらに、小説において絵や状況説明が瑣末だとしても、ゲームにおいてもそうだとは限りません。小説とゲームは別物です。そう
2024年08月20日18:00 レベルファイブ やばい 1 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/08/20(火) 13:46:30 ID:EJ13 LEVEL5 VISION 2024 TO THE WORLD'S CHILDREN(新作発表会) 2024年4月→2024年夏に変更 ファンタジーライフi 2023年→2024年夏に延期→10月10日発売決定→発売日未定 イナズマイレブン 2023年→2024年に延期 デカポリス 2023年→2024年以降に延期 レイトン教授 2025年 メガトン級ムサシW 2023年→2024年4月25日に延期 ファンタジーライフ オンライン 2015年夏予定→2016年予定→2017年4月→2017年→2018年春→2018年夏 この会社まじで延期しすぎやろ 2 名前:名無しさん@おーぷん[] 投稿日:24/08/20(火) 13:48:02
ロックバンド「B’z」の新曲「Don’t Wanna Lie」が人気アニメの劇場版最新作「名探偵コナン 沈黙の15分(クォーター)」(4月16日全国公開)の主題歌に起用されることが5日、明らかになった。 「名探偵コナン」は、「週刊少年サンデー」(小学館)に連載中の青山剛昌さんの人気マンガが原作。高校生探偵の新一が、謎の組織の手で子どもの体にされてしまい、小学生探偵の江戸川コナンとして、難事件を解...
世界最高に熱いゲーム小説である。 ファミコンブームの頃にゲーム漫画はいくつもあった。しかしどれもこれも、いい加減で、デタラメなものばかり。なにしろ、小学生がゲームを上手くなるために、筋トレをしたり、滝に打たれたり、瞑想したり、養成ギプスをはめるのだ。 ああいう漫画を読んで、ゲームが上手くなった小学生は全国に1人もいないはずだ。何故なら、ああいう漫画は題材がミニ四駆でも、ベイブレードでも成り立つような内容だからだ。ゲームを題材にしているくせに、じつはゲームに無関係な事ばかりを描いていた。 しかしこの本を読んだら、シューティングゲームが上手くなるかもしれない。作者の川上稔は、ゲームが上手くなるとはどういうことかをしっかり掴んでいる。多くのゲーマーが身を持って知っているように、ゲームの上達の早道はゲームのプログラム(仕様)を理解することにある。 野球部のエースであるにも関わらず、野球に本気で打ち
1:言理の妖精語りて曰く、:2007/08/18(土) 23:52:42 ポータルキーワード: http://flicker.g.hatena.ne.jp/keyword/%e3%83%aa%e3%83%ac%e3%83%bc%e5%b0%8f%e8%aa%ac 注意事項: リレー小説の本文と企画進行の為の連絡のみに用いるスレッドとします。 意見・感想・批評等は雑談スレッドや感想・批評スレッドにお願いします。 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1183121112/ 参加型の企画リレー小説です。事前に申し合わせて締め切りやお題を決めて リレー小説を書いていきます。 37:第1回8番(II)ケルネー:2008/03/07(金) 02:52:29 うわあああショック。わたしってやっぱり才能ないのかなあ。ヘリステラはデフォンのこと馬鹿
最近よく図書館に行っているのですが、今日、貸し出しカウンターに並んでいたら、隣の窓口で、実直そうな初老のおじさんが荒山徹の『魔風海峡』を借りているのを見かけました。 魔風海峡―死闘!真田忍法団対高麗七忍衆 作者: 荒山徹出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2000/12メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (5件) を見る逃げてぇええ!おじさん逃げてぇええ! それはそれとして、こないだノックスの十戒とヴァン・ダインの二十則を取り上げたせいか黄金時代の本格ミステリが読みたくなり、エラリー・クイーンとか借りてきたのです。 途中の家 (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者: エラリイ・クイーン,青田勝出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/02メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見るエジプト十字架の謎 (創元推理文庫 (104-9)) 作者:
鉄球姫エミリー(八薙 玉造) あのスーパーダッシュ小説新人賞の大賞受賞作である。 スーパーダッシュからデビューした作家は、クセが強いが面白い作品を書く人が多い。第6回の大賞受賞作家も、その例外ではなかったようだ。 鉄球姫と聞いて、そういえば、ドリル王女とかいたな。武器+ロリ王女って、萌えキャラの定型だよな、そのお仲間なのね……と安直に萌え思考していたら、いきなりドタマをカチ割られてしまった。 蹴り砕かれ、踏み潰され、醜くひしゃげた兜の内から大量の液体が溢れ出ていた。腹をやられ、吐血しても、あれだけの血液が溢れ出ることはない。流れ出ているものが、血液だけではないことも、わかっている。綺麗な金髪が彼女自身の血に赤黒く汚れていくのが悲しかった。 頭蓋を砕かれている。そうでなければ眼前の惨状は起こるはずがない。そのうえ、卑猥な言葉を投げつけられ、罵詈罵倒が降り注いでくる。たまったものではない。この
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たまたま話の流れで文脈に違和感なくだけど「だが断る」と発言してしまって、知り合いというか後輩が「2ch用語ッスね」と言ってきたのだけど、まあ元ネタはジョジョな訳でそれを分からずに後輩は2ch用語だと認識してたらしい。それから話は発展してしまってオタクとかの話になった。 彼は自称オタクらしいのだけど僕からしてみれば彼の話すことは一般論でしかなくて、彼は何かこう「お洒落だけどオタク」である自分に酔ってそれをひけらかしている気がする。僕も自分自身オタクだと思うけど彼の様にひけらかすようなことはしないし、実際は「オタク」というものは彼が思っているかどうかは分からないけどステイタスにはならなくてやっぱり(方向性にもよると思うけど)一般的には気持ち悪い部類に入ると思う。たぶんそれでも彼はそういう中途半端な知識をひけらかしていくのだと思う。彼の綻びをあえて見つけて辱めようと思わないけどなんかそういう人種
不思議だ。一体僕は、この作品の何がここまで気に食わないというのだろうか。自分で賢いと思ってる高校生が「NO」と言われてへこむ姿は、このリンドウが最も好きなものの一つであるはずなのに……。 夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫) 作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/04/11メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 152回この商品を含むブログ (529件) を見る 基本設定としてはこうだ。人より頭が良く、そしてそのことを少々鼻に掛けている主人公・小鳩くんは、中学時代、その性質故にまわりの人に色々と嫌な思いをさせた(そして自分自身も嫌な思いをした)。なので高校からは心機一転、その性質を封印して平々凡々、“小市民”として生きることを目指している。 ……のだけど、近くでちょっと謎めいた出来事が起きると、しまったはずの探偵根性が首をもたげてしまう。ついつい要ら
蒸し返すようでどうもアレなんだけどね〜。 先日のあの エントリについたコメントに返信するカタチで、一つエントリを書いてみます。 私はhoboさんが(職業/生活/サラリーマン)作家と例えられた作家さんたちは 冒険をしない、手堅くいく、自分を出すより売れセンを狙う。といった感じかと捕らえました。 (kkrkさんのコメントから抜粋) えーっと、その通りです。そういう風に書いた方が遥かに分かりやすいですね。 まーその 書いてみての反応ですが「サラリーマン作家」というのは何故か受けが悪いみたいですね。 でも「サラリーマン作家」が実在するかしないかは別として*1・・・、 いちゃいけないんでしょうか? いたらすっごくマズいですか? いてもいいんじゃないですか? 当たり前のようにいるんじゃない? 私はそれほど自分で「サラリーマン作家」と感じた作家を好まないというのはエントリに書いた通りですが、業界全体で全
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