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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (10)

  • 「ヱヴァ」は品川駅を出発しました(ネタバレなし): たけくまメモ

    昨日見てきましたよ「ヱヴァ」。最初は南町田にある109グランベリーモールで12時20分の回を見て、それから渋谷で用事を済ませて、帰りに歌舞伎町の新宿ミラノでもう一回見ました。グランベリーモールは八分程度の入りで少し心配しましたが、新宿ミラノは夜の回も超満員で、どちらの映画館でも終了時に拍手が出ました。グランベリーモールでは終わって駅に向かう途中で多摩美の教え子に出くわしたんですが、「先生、ヱヴァどうでしたか」と訊かれたものですから、 「旧作とは全然違う。確かに大筋は一緒だし『エヴァ』には違いないが、もう別作品と言っていい。前回の『序』であえてテレビ版の序盤そのままをなぞって見せたのは、これをやるための前振りだということがよくわかった。確かにこういう“リメイク”は見たことがない。テレビ版や旧劇場版も傑作だったけれども、今度の『ヱヴァ』がもしこのテンションのまま完結するようなら、おそらく50年

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    EurekaEureka 2009/06/28
    "今回『新劇場版』を製作するために、庵野監督は自分の会社(カラー)をわざわざ作ったわけでしょう。それで製作だけではなく配給まで手がけている" "史上最高レベルの自主映画"
  • たけくまメモ : マンガ界崩壊を止めるためには(1)

    マンガ家・雷句誠氏が6日に小学館を提訴してから3日が経過しました。その間、この問題はネット中を駆け回り、今さら何かを書こうにもすっかり出遅れた感じになってしまいました。もちろん俺も何か書こうとは思っていたのですが、この件に関しては、現時点では雷句氏側の見解(訴状と陳述書)しか公になっていないので、なんとも言えなかったというのが正直なところです。 http://88552772.at.webry.info/200806/article_2.html ↑雷句誠の今日このごろ。「(株)小学館を提訴」 新聞報道を読んでも、雷句誠氏が小学館に原稿を紛失されて損害賠償を提訴したという事実関係以外は、まだ何も書かれていません。小学館としては「訴状が届いていないのでコメントできない」の一点張りで、問題が公になったのは金曜日でしたから、訴状が届かないのは仕方がないです。それで、明けて月曜夕方になるまで様子を

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    EurekaEureka 2008/06/09
    "日本の出版界の慣例による「美徳」、つまり作家と版元相互の信頼に基づく関係というものがベースにあって、これが訴訟沙汰を回避する強力な歯止めとして機能していた" 『邪宗まんが道』への裏からの見方がおもしろい
  • 川内康範先生の想い出(2): たけくまメモ

    ←インタビュー中、赤田祐一編集長が撮影した川内先生(QJ創刊2号) QJ川内インタビューのある意味での白眉は、戦時中先生が徴兵されて海軍に入ったあたりの話ですが、ここで先生は決定的な体験をします。そこは最近「森進一が怯える川内康範の知られざる履歴書」という記事を載せた「週刊新潮」ですら遠慮して書かなかった部分で、先生の秘書から「私も初めて聞きました」とまで言われた重要な話なのですが、先生が戦後、玉砕した英霊たちの遺骨収集活動に邁進され「憂国の士」となったきっかけとして、非常に納得できる話でした。 ずるいようですが、詳細はこの秋再刊される文庫にゆずります。まあごく簡単に書くなら、先生には「病気除隊」して自分だけが生き残り、多くの戦友が死んだことに対する後ろめたさというか、贖罪意識があるわけです。その話をされたとき、先生は声をつまらせ、ふりしぼるように「俺は卑怯者だ!」と慟哭されたことが昨日

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    EurekaEureka 2007/03/24
    "「正義の味方」という言葉を作ったのは川内康範先生"
  • フリーにとって原稿料とは何か(2): たけくまメモ

    ただ、もちろん我々フリーライターは原稿料で飯をべている以上、その金額が安すぎては生きてはいけないわけで、おのずと限度というか、相場がなければ困るのは確か。ただ、これが部外者には、はなはだ分かりにくい部分なんですよね。いや部外者ならずとも、よくわからない問題なのでして、 はっきり申しまして、俺は文章で飯をべるようになってそろそろ四半世紀になりますが、いまだに「原稿料の相場」というものがよくわかりません。 たとえば原稿依頼の際、向こうから正確な金額を言ってくる編集者など、まず、いないわけです(いても20人に一人くらい)。こちらから尋ねてはじめて教えてくれるとか、「だいたいこのくらいだと思います」と、アバウトな額を言ってくるとか、または「上に聞かないとわかりません」なんて人が大多数です。このあたりの話は「たけくまメモ」のエントリ「出版界はヘンな業界」でも書きました。 http://takek

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    EurekaEureka 2006/06/13
    "あの手塚治虫が、死ぬまでページ2万数千円だったといえば、あとは推して知るべしでしょう。"
  • フリーにとって原稿料とは何か(1): たけくまメモ

    http://www.actiblog.com/ugaya/7007 ↑烏賀陽(うがや)弘道の音楽コラム 「みなさん、さようなら。ブログ連載から降ります」 元朝日新聞記者で、現在フリーライターの烏賀陽弘道さんが、原稿料のことで商用サイト編集部ともめて、連載を降板する際に最終回で事情を全部ぶちまけて怒っている、というのがネット内で話題になってますね。俺も一応同業者なので、無関心ではいられません。ちょっとこの件に関してコメントしたいと思います。 詳しくは上のページを読めばわかりますが、要約するなら 「AFPBB(原稿発注側)の依頼でネット連載を引き受けたが、原稿料が異常に安すぎる。これでは原稿にかける労力(取材・データ検証・執筆)にとても見合わないので、降ろさせてもらう」 ということのようです。 では、なぜそんな安い仕事を引き受けたのか、という当然予想される疑問に対して、烏賀陽さんは次のように

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    EurekaEureka 2006/06/13
    "契約書を交わしていたらしい。実はこっちのほうが俺には驚きだったりして。"
  • ルーシーはダイヤを持って空の上: たけくまメモ

    ←Lucy in the Sky with Diamonds(アニメ『イエローサブマリン』より) ●LSDの開発者ホフマン博士が100歳http://www.zakzak.co.jp/top/2006_01/t2006011229.html http://cnn.co.jp/science/CNN200601120020.html まだ生きていたことが驚き。LSDといえば史上最強の幻覚剤として、60年代のフラワー・ムーブメントに強烈なインパクトをもたらした薬物として有名ですが、それを開発…というか発見したのがこの人。きわめてマジメな薬学者なんですけど、1943年(ということは戦争中か)に自分の研究室で偶然LSDを合成してしまい、しかも微量を体内摂取してしまったことに気がつかずに帰宅、夕飯をおうとしたら、いきなり目の前のローストチキンがトコトコ歩き出したというエピソードが残ってますね。 強

  • キングコング凄ぇ!: たけくまメモ

    クリスマスまでに締め切り3と課題採点もあり、また26日には初のOFF会もあるというのに、うっかり『キングコング』を見に行ってしまいましたよ! いやあ凄かった。俺もこれまでに相当な数の映像を見てきたつもりですが、ひさびさに圧倒的な、言葉で形容できない何かを見せられた感じがしました。 これを作った人は正直、キチガイだと思いました。 いやまあ、中身はキングコングですからね。だいたいまあ皆さんご存じの通りの展開なんですけども、子供の頃から大のコング・マニアで、12歳の頃に自主映画でリメイクまで試みたというピーター・ジャクソン監督の「わてコング好っきや~、コング撮れたらもう死んでもええねん!」という魂の叫びが全カットに炸裂する、気合いの入りまくった一作に仕上がりました。まさに「漢の映画」です。 来90分くらいでできるような話を、186分(3時間6分)に渡って超大作化したわけなんですけれども、全編

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    EurekaEureka 2005/12/19
    ピーター・ジャクソンの狂気。
  • 今週は本業強化週間につき…: たけくまメモ

    よくいるじゃないですか。俺の同業者とかが、ブログで忙しさ自慢するようなの。いかに自分が忙しいかを縷々、書いたあげく、「そんなわけでしばらく更新できません」とか言い訳するようなやつ。ああいうのはみっともないし、なんかブログ読者に対して失礼だと思っていたんですよ。 それだけは、俺はやるまいと。たまに忙しいときは、愚痴ったりしますけども。 そんなわけで、おかげさまでここんとこ業が忙しく、今週も毎日、どこかの取材(されるんじゃなくて、するほう)か締め切りが襲ってきて大変なんですが、こうなると反対に意地と申しましょうか、なにがなんでもブログを更新し続けてやろうと思うから不思議です。 俺に原稿を発注している編集さんは、気が気じゃないかもしれませんけど。 そんなわけで、日もこれから某氏の取材に向かうんですが、 帰りに『スターウォーズ』を観に行ってブログのネタにしようとか、夢にも考えたことはありません

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    EurekaEureka 2005/06/27
    「心中はしてないと思うのですが」で始まる"ああ"さんので爆笑。いい芸だ。
  • http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/images/P1000226.jpg

  • デジタル清順: たけくまメモ

    えと、昨日は昼イチに新宿で打ち合わせをした後、まだ見ていなかった鈴木清順の『オペレッタ狸御殿』を鑑賞。近所の映画館ではやってなかったので、今日まで延び延びになっていたのです。 一言で言うなら、傑作なのですが、なにしろ特殊監督の特殊傑作ですから、当然のごとく場内ガラガラ。こりゃ打ち切りも間近と思われ、間に合ってよかったです。チャン・ツイイーのご威光も清順師匠の前では形無し、というか、いついかなる時でも清順は清順なので、これでいいのです。 内容は、意外と狸御殿もののパターンに忠実でした。まあオリジナルからしてテレビなき時代の『新春かくし芸大会』みたいなものですから、リアリズムもへったくれもないわけで、その意味ではアンチ・リアルの清順映画としては「珍しく違和感なく」見られる作品になっております。出演者全員が幻覚キノコやLSDを服用した『かくし芸大会』だと考えてください。 他の人の映画評でも書かれ

    EurekaEureka
    EurekaEureka 2005/06/07
    いかん。見に行きたくなってきた。
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