TOPフォーカス統計ツール・HADを20年作り続けて。自作マクロが、700回“引用”されたフリーソフトになるまで【フォーカス】 統計分析用フリープログラム「HAD」開発者 関西学院大学 社会学部 教授 清水 裕士 社会心理学者。専門は社会心理学、グループ・ダイナミックス。大阪大学大学院博士課程に在籍していた2005年から、フリーの統計分析プログラム「HAD」の開発を始める。以来、約20年にわたり、本業の研究・教育活動と並行して開発と保守を継続。趣味は、研究。 X HAD(個人サイト内) researchmap 「統計分析ツール」といえば、何を思い浮かべるでしょうか。「SAS」(※1)や「SPSS」(※2)のような高機能な商用ソフトでしょうか。「R」や「Python」といったプログラミング言語で分析スクリプトを組むのもスタンダードかもしれません。 そんな中、主に心理学の領域で20年近くにわた
