尖閣諸島問題で日中関係が冷え込み、安倍晋三首相の靖国参拝で中国の日本に対する歴史認識批判が一段と激しさを増す中、「現代日本の怪物化と対日外交政策の失敗」と題するブログが中国のネットに公開され、大きな論議を呼んでいる。 筆者は英国や米国にも留学、政府職員として訪日経験もある「老兵東雷」(ブログ名)氏。国交回復当初、「日本の事はすべて自然に受け入れ、わだかまりも無かった中国人」が、中国にとって最大の援助国でもあった日本を何故、これほどまでに憎むようになったのか詳細に検討し、その原因の一つを「またしても軍国主義の道を行く」と日本を怪物化する中国側の視点にあると指摘。 日本が軍国主義に進むという推論は、「悲惨な歴史を経験した中国人にとっては非常に理にかなったことではあるが、日本人にとっては荒唐無稽な陰謀説」であり、現実に平和憲法で洗脳され、平和な環境の中で私権や自由を享受し、戦争からどんどん遠ざか