ブブゼラ博物館のような自宅で音を響かせるフレディ・マーケさん=ヨハネスブルク、古谷写す 【ヨハネスブルク=古谷祐伸】サッカー・ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で世界中に一躍広まったブブゼラの「発明者」を名のる男性がいる。ヨハネスブルク北東部の貧民街に住む無職フレディー・マーケさん(55)だ。22日にフランスと戦う南アは、開催国初の1次リーグ敗退の危機。マーケさんは「おれがブブゼラで励ます」と意気盛んだ。 マーケさんは南ア国内で有名なサッカーファン。1965年にアルミ製の自転車のホーンで応援を始めた。ゴムポンプを外し、息を吹き込んで音を鳴らしたが、外形から「しばしば凶器と間違われた」。89年にプラスチック業者に頼んで作ったのがブブゼラの第1号だという。すぐにサッカーファンに広まった。ブブゼラを使った10曲を収録したCDも自主制作した。 2001年に大量生産が始まり、いまや国内外の4