【ワシントン=山口香子】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は15日、米政府高官の話として、米軍の特殊作戦で5月に殺害された国際テロ組織アル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンが、今年9月11日の米同時テロ10年に合わせて米本土に対するテロ攻撃を計画し、実行部隊の人選を進めていたと報じた。 パキスタンのビンラーディンの潜伏先から押収された資料の解析からわかったという。それによると、ビンラーディンは、アル・カーイダのアブドゥルラフマン幹部と使者を通じて連絡を取り合い、実行部隊の人選で意見を交換。同幹部が提案した候補を何度も却下した。計画はごく初期段階で、具体的に進展していた様子はないという。