FC東京の不動のサイドバックに起こった9年目の“初体験” 世界にも羽ばたけたはずの男は今、何を思うのか Soccer Magazine ZONE web 5月1日(木)17時23分配信 10年も前の話だ。FC東京で驚くような出来事が起こった。一人の大学生が当時の現役日本代表SB加地亮からポジションを奪い、周囲をアッと言わせたのだ。そのころFC東京を率いていた原博実(日本サッカー協会専務理事兼技術委員長)は、その大学生だった徳永悠平をこう言って評した。 「あいつは目が良いんだよな。何かギラギラしていて格闘家みだいだよね」 だが、その後の“あいつ”は周りが期待したキャリアを歩んだとは言い難い。 徳永ほど実力を高く評価されながらも自己評価の低い選手をほかに知らない。早稲田大学在学中に特別指定選手としてFC東京で鮮烈なJリーグデビューを飾ると、04年にはアテネ五輪に出場した。翌年、スペイン1