1980年代の漫才ブームで「太平サブロー・シロ‐」として活躍した、タレントの大平シローさん=本名・伊藤博=が9日午後2時32分、大阪府下の病院死去した。55歳だった。自宅は非公表。葬儀などの詳細は未定。 シローさんは大阪府泉大津市出身。75年にトリオ漫才の「レツゴー三匹」に入門。翌年サブローさんとのコンビでデビューし、80年NHK上方漫才コンテスト最優秀賞などに輝いた。92年にコンビを解散し、最近は俳優や放送作家としても活躍していた。 所属のよしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、シローさんは2月4日昼ごろ、大阪市内の自分の事務所で倒れ、一時、心肺停止となり、緊急搬送された。蘇生措置で一命は取り留めたが、意識不明の状態が続いていた。医師は「難治性心室細動」と診断していたという。 【関連記事】 サブローは紳助さん復帰に「後押ししたい」 大平サブロー“戦友”の引退惜しむ 吉