「働く女性の声を受け、専業主婦の年金が半額に?」――。そんな情報がネット上を駆け巡り、ツイッターでは「#働く女性の声」というハッシュタグも登場して年金行政への批判の声が殺到した。事実とすればショッキングな話だが、そもそも本当に専業主婦の年金半額案は検討されているのか。確かめてみた。【中川聡子/統合デジタル取材センター】 ◇発端はネット記事 発端は5日に小学館の運営するウェブサイト「マネーポストWEB」が「働く女性の声を受け『無職の専業主婦』の年金半額案も検討される」との見出しで配信した記事だ。ヤフーニュースにも転載され、一気に拡散した。 記事は「共稼ぎの妻や働く独身女性などから『保険料を負担せずに年金受給は不公平』という不満が根強くあり、政府は男女共同参画基本計画で<第3号被保険者を縮小していく>と閣議決定し、国策として妻たちからなんとかして保険料を徴収する作戦を進めている」と記した上で、