総務省が11日発表した3月末現在の住民基本台帳人口によると、衆院300小選挙区の「1票の格差」は最大2・337倍となり、昨年の試算(2・277倍)より0・06ポイント拡大し、格差が2倍超の選挙区は昨年より3つ増えて56選挙区となった。最大格差は、人口最少の高知3区(25万2840人、高知県四万十市など)と最多の千葉4区(59万943人、千葉県船橋市)。 参院選挙区ごとの議員1人当たり人口は、最多が神奈川県の147万4722人、最少が鳥取県の29万9243人で、格差は4・928倍と、昨年より0・06ポイント拡大した。格差が4倍を超えたのは、愛知県が加わり7都道府県、2倍超は昨年と同じ29都道府県。