処分発表記者会見の冒頭、診療報酬不正請求問題を謝罪する松崎靖司・東京医大茨城医療センター長(左)ら=4日午前10時30分すぎ、茨城県阿見町、長田寿夫撮影 東京医科大学付属の総合病院、茨城医療センター(茨城県阿見町)が、診療報酬の不正請求を繰り返していた問題で、同大学は4日、不正請求に関与したとして教授や職員らの処分を発表した。停職処分の職員の中に、大学側に不正行為を内部告発した職員2人が含まれていることが、同大学関係者の話でわかった。 大学側は、この職員らが、不正請求を指示したとして懲戒解雇処分となった前センター長の松岡健主任教授からパワハラを受けていたが、不正請求に関与したことで処分したと説明。同大学内では「内部告発者の停職処分は重すぎ、妥当ではない」との批判も出ている。 同大学の中野徹・常務理事らは4日、同センター内で記者会見し、センターが08年4月〜09年5月に架空の職員名を使