この記事のメインは電撃大王GENESISについての話ですが、タイトルに挙げた2点に触れないわけには行かないと思うので、まずはそっちの話から。 ■ラノベの単純コミカライズは筋が悪い 以前にこんな記事を書いてはいますが、ラノベ原作絶対反対とか、オリジナル至上主義とか、そういう態度は取りません。 取りませんが、それでもラノベの単純コミカライズは、作品的にも商品的にも、積極的に進めるような「オイシイ」手法とは思えません。 「作品的に」の方は簡単で、「原作のラストまできちんと漫画を進めるのがデフォルトで絶望的」という点に尽きます。 (コミカライズされる程度には人気のある)ラノベの刊行ペースというと、かなり遅筆の作家で年1冊、平均的なペースでは年に2?3作というところかと思いますが、週刊連載以下のペースでは原作が消化出来ません。 漫画連載中に原作が完結すると、その後5年とか10年とか費やせば漫画