「母に対してはもう諦めの気持ちです」 「妻とはまともな会話ができなくなり、つらいです」 親が陰謀論にのめり込んだという家族を紹介した番組「フェイクバスターズ」の放送後、同じような声がNHKの投稿フォーム「ニュースポスト」に数多く寄せられた。 陰謀論とは、「この世界が闇の組織に牛耳られている」など、一般的に「物事の背後には誰かの陰謀や別の意味がある」などとする考え方で、実証するのも否定するのも難しい。 何を信じるかは個人の自由だが、詳しく話を聞いてみると、身近な家族に大きな負担が生じ、さまざまな悩みを抱えていることがわかってきた。 (科学・文化部記者 絹川千晴) 40代のあきみさん(仮名)は、離れて暮らす60代の母親が陰謀論にのめりこんだという。 きっかけは新型コロナの流行だった。 当初は家族を心配し「アルコール消毒すること!マスクが売ってなかったらこっちから送るよ」とメールしてきていた母の
自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー収入の一部をキックバック(還流)され、裏金とした疑いが浮上した松野博一官房長官(61)。早大入学後は映画会社を志し、生活用品メーカーの「ライオン」入社後は広告制作を担当するなど、政界では異例の経歴を持つ。松下政経塾から党の公募で政界を目指した「たたきあげ」として知られ、料亭にほとんど行ったことがないことをアピールするなど、清廉な姿勢も目立っていた。 【写真】「木原問題」で望月衣塑子記者と“バトル”を繰り広げた松野博一官房長官 松野氏は千葉県出身で、同県立木更津高校から早大法学部に進学。自身の公式ホームページ(HP)には「早稲田大学を選んだのも『映画をやるなら早稲田でしょ』という想いであったし、当然映画会社に就職するつもりだった」と記している。 早大卒業後の昭和61年にはライオンに就職し、広告制作室に配属された。自身のHPでは「早朝から深夜まで休み返
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥の安倍派「清和政策研究会」の所属議員の中に、去年までの5年間でおよそ5000万円に上るキックバックを受けたとみられる議員がいることが関係者への取材で新たに分かりました。東京地検特捜部は、全国から応援の検事を集めて捜査態勢を拡充し、資金の流れなどについて実態解明を進めているものとみられます。 自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐっては、最大派閥の安倍派「清和政策研究会」が、所属する議員がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分の収入を議員側にキックバックし、派閥の政治資金収支報告書にパーティーの収入や議員側への支出として記載していなかった疑いなどが明らかになっています。 安倍派の議員側にキックバックされた資金の総額は去年までの5年間で数億円に上り、複数の議員がそれぞれ1000万円を超えるキックバックを受けていたとみられていますが、所属
東京や神奈川などで民間の学童保育を運営している会社の30代の元社員が、勤務していた施設で複数の児童の体を触るなどして強制わいせつなどの罪で逮捕・起訴されていたことがわかりました。運営企業は半年以上、この事実を公表しておらず、NHKの取材に対して「被害者への二次被害を防ぐことが最重要と考えていた」などと説明しています。 この企業は、首都圏を中心に放課後児童クラブ、いわゆる学童保育を運営している「ウィズダムアカデミー」です。 この運営企業が都内で運営している学童保育で勤務していた佐藤秀貴被告(30)が、去年8月からことし2月ごろにかけて、児童3人のズボンの中に手を入れて体を触るなどしたとして、強制わいせつの罪に問われていることがNHKの取材で明らかになりました。 このうち1人の児童に対しては体を撮影したとして、児童ポルノ禁止法違反の罪で追起訴されているということです。 この企業は、民間の学童保
6日に茨城県の役場など、2か所に相次いで車が突っ込んだ事件で、逮捕された53歳の容疑者の母親が「車に一緒に乗って用事で出かけた帰りに息子が突然、事件を起こした」などと説明していることが、捜査関係者への取材でわかりました。 6日午後1時前、茨城県日立市の市役所前の広場に、黒い車が突っ込んで3人が重軽傷を負ったほか、およそ30分後には、16キロほど離れた東海村役場の正面玄関にも白い乗用車が突っ込みました。 車で東海村役場に突っ込んだとして、日立市の益子泰容疑者(53)が建造物損壊の疑いで逮捕され、警察によりますと、調べに対し容疑を認め「2件とも自分がやった。東海村役場と日立市役所に恨みがあった」などと供述しているということです。 これまでの調べで、日立市の事件では、車に容疑者の母親が一緒に乗っていたことがわかっていますが、捜査関係者によりますと、その後の警察の事情聴取に対し、母親は「車に一緒に
結婚を希望する18歳以上の独身で、東京都内に在住・在勤・在学する人が利用できる。利用料は無料だが会員登録が必要な他、独身証明書や本人確認書類などの提出が必須。会員登録後、価値観診断テストの一つ「EQアセスメント」の結果から、AIが自動的に相手を紹介し、お互いが会いたいと希望すれば「お見合い」フェーズに進み、面会できる お見合いはオンラインでも可能だが、この時点では個人情報は交換できない。お見合い当日には、相手との連絡手段として「クラウド電話サービス」も用意。発信者番号が通知されない状態で、5分間まで通話できる。こちらも通話料金は無料。お見合い後、お互いが合意すれば「交際」フェーズとなり、自由に連絡が取れるようになる。 交際後、双方が希望すれば「真剣交際」へと進む。真剣交際になれば、他の相手とのお見合いや交際は中止となり、新たな相手は紹介されなくなる。相手を探す最中、専門のスタッフにオンライ
衆院予算委で、立憲民主党の枝野幸男前代表の質問に対する岸田文雄首相の答弁中、資料を確認する松野博一官房長官=2023年12月8日午前10時27分、岩下毅撮影 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派に所属する松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。 【写真】記者に囲まれながら首相官邸に入る松野博一官房長官(中央)=2023年12月8日午前7時59分、岩下毅撮影 裏金問題は岸田文雄政権の中枢に波及した。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で捜査している東京地検特捜部も松野氏の資金の流れを把握している模様だ。
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