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  • 3分で終わる核武装論議 | プリンストン発 新潮流アメリカ | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    その昔、亡くなった自民党政治家、中川昭一氏が2006~09年にかけて「核武装論議をタブー視するな」という発言をした頃には、ずいぶんと賛否両論が激しかったのを記憶しています。その中川氏は「最近は、非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」と強く反発していましたが、今ではこうしたタブー視に関してはかなり緩んでいるように思われます。 今回の総選挙で、何らかの話題になりそうな「第三極」においても、石原前都知事は日の核武装論について従来から放言を繰り返していますし、最近はこの問題に慎重な橋下大阪市長も「議論は歓迎」という立場のようです。 漠然としたムードとしては、仮に米国が何らかの理由でアジアにおける軍事プレゼンスを軽減していった場合には、日は「自主防衛」をすることになり、その際に中国の核攻撃能力を抑止するためには、日は核武装の可能性を否定す

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    FUKAMACHI 2012/11/16
    見出しに嘘はなく、ホントに3分で終わる論議。
  • ロムニーを自滅させる共和党という悲劇

    失言と失態を繰り返す共和党の大統領候補ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事を、保守派のコラムニストが寄ってたかってこき下ろしている。確かに人にも落ち度はあるし、その性格にも難ありと思うが、すべてが彼の責任というわけではない。責任の多くは、思想的にアメリカ社会から孤立し、自制心を失っている共和党内のさまざまな政治勢力にある。 大統領選に出馬したときから、ロムニーは党内の自滅的な4つのグループの機嫌を取らなければならなかった。第1に、オバマ大統領のせいでアメリカ年収100万ドル超の富裕層には住みにくい国になってしまったと考える人々。第2に、オバマや有色人種に反感を持つ草の根保守派連合ティーパーティーの白人中高年。第3に、オバマの外交政策が弱腰だと批判するネオコン。最後に、扇動的な保守派ジャーナリストだ。 この4グループから銃を突き付けられれば、ロムニーはどうすることもできない。ロムニー

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    FUKAMACHI 2012/11/02
    おもしろい。
  • ロムニーにとって災害支援は「不道徳」

    連邦政府は関知せず? 巨大ハリケーン「サンディ」の直撃を受けたニュージャージー州 Tom Mihalek-Reuters 大きな自然災害が発生したら連邦政府が救援に乗り出す──11月6日の大統領選で共和党のミット・ロムニー候補が勝てば、そんな常識も通用しなくなるかもしれない。 ロムニーは昨年、共和党の大統領候補を決める予備選の討論会で、財政赤字の削減に注力すべき時期に、連邦政府が災害時の支援に公的資金を投入するのは「不道徳」だと発言したのだ。 討論会でロムニーはまずこう切り出した。「連邦政府の手を離れて州政府に戻せるものがあれば常にそうするのが、正しい方向性だ。その方針をさらに進めて民間部門に戻せれば、なおいい。連邦予算の支出項目の中から『何を削減すべきか』ではなく、反対に『何を残すべきか』を考えるべきだ」 「でも、災害支援は残しますよね」と、司会役のジョン・キングが尋ねると、ロムニーはこ

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    FUKAMACHI 2012/11/01
    こういう発言をしても支持率が下がらないのが、現在の日米。「おれの地域以外は、どうなろうと知ったことじゃない。弱者死ね」と思ってるアメリカ人は、日本と同様に多いと思う。
  • アメリカではどうして「労働ストライキ」が可能なのか?

    この9月には、アメリカでは大きな労働争議で「ストライキ」に発展したものが、3つありました。シカゴの教員スト、全米のNFL(プロ・フットボール)審判組合のスト、そしてアメリカン航空のパイロットによるものの3つです。 一言で「ストライキ」といえば、それはそれぞれの会社の事情というように考えがちですが、この3つは、それぞれに大変に規模が大きく、社会的な影響も無視できないものでした。 例えば、シカゴの教員ストは、結局1週間続き35万人という子供たちが影響を受けました。子供たちにとっては、新学期になっても学校が始まらないわけですし、急遽ベビーシッターを雇わなくてはならなくなった保護者など、市全体が混乱しました。 結果的に教委と組合の妥協は成立したものの、オバマ大統領に近いエマニュエル市長(民主)は教委側で激しく組合と対立、共和党のライアン副大統領候補がその市長の「応援」という「嫌がらせ」に近い行動を

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    FUKAMACHI 2012/10/09
    興味深い。
  • ロムニーは「好人物」だけど

    感心はしたけれど、感動はしなかった。これが、今年8月末、フロリダで開かれた共和党大会の会場でミット・ロムニー候補の演説を聞いた私の感想です。 巨大な会場を埋め尽くしたのは、全員が共和党員。ロムニーの演説の一言一言に歓声を上げ、盛り上げてくれますから、演説は大成功に見えます。この華やかさには圧倒されました。見事なものです。演説が下手で聴衆も盛り上がらない日政治集会とはえらい違い。政治家の演説それ自体がエンターテインメントの域に達しているのが、アメリカです。 とはいえ、ロムニー自身の魅力に惹きつけられる感じがしないのは、なぜだろう。そんな疑問を持っていたのですが、誌日版10月3日号の「嫌われロムニーのご都合主義」の記事を読んで合点がいきました。 この記事では、ロムニーがなぜ愛されないかを分析しています。「共和党関係者の間には、党公認候補の座を懸けてロムニーと争った者は決まって彼を嫌いに

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    FUKAMACHI 2012/09/28
    ほほう。
  • 歩行者をいら立たせないロンドンの街

    こんなことはいつもならまずあり得ないが、この間、僕は思わず東京を悪く言ってしまった。 イギリスに帰ってからしょっちゅう聞かれるのは、日で暮らすのは「どんな感じ?」ということ。簡潔に答えるのはほぼ不可能だから、かなり困る質問だ。表の面と裏の顔、良いところと悪いところをすべて説明するなんて到底できないことは分かっているので、僕はいつも1つ良いところを挙げることにしている。 「東京の人たちはとにかくいい感じなんだ」「けんかになることはまずない」「べ物が最高」あるいは、ただ簡単に「日当に恋しいよ」と言うこともある。こういうふうに言えば、日に好印象を持ってもらえる。もっとも、日の別の側面を挙げれば、悪い印象を抱かれるかもしれない(「夏は当にジメジメして不快」「アパートはびっくりするほど狭い」「緑地がとても少ない」)。 実際に日に行ったことがある人は少ないから、彼らの頭の中には話を判

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    FUKAMACHI 2012/09/17
    東京が車中心だったとしたら、公共交通機関がほぼ絶滅しているおれのところは車独裁町だ。「東京が「車中心」の都市だということだ」
  • 反米暴動に火をつけたイスラム冒涜映画の中身

    9月11日、リビア東部ベンガジの米領事館が武装集団に襲撃され、駐リビア米大使のクリストファー・スティーブンスと大使館職員3人が殺害された。エジプトの首都カイロでも同じ日、米大使館の国旗が焼かれる事件が起きた。 引き金となったのは、イスラム教の預言者ムハンマドを揶揄する内容のアメリカ映画。大使殺害の数日前からイスラム圏の各地で映画に抗議するデモが勃発しており、怒りの炎は事件後もチュニジアやモロッコ、スーダンなどに次々に飛び火している。 問題の映画を製作したのは、「サム・バシル」と名乗る自称イスラエル系アメリカ人の不動産開発業者。彼はイスラム教の偽善ぶりに注目を集めるために映画を作ったと主張している。 だが、この男の素性は謎だらけだ。領事館襲撃を受けて姿を消した後も電話で多くのメディアの取材に応じているが、その情報は矛盾に満ちている。ウォール・ストリート・ジャーナルには自分は52歳だと話し、A

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    FUKAMACHI 2012/09/14
    タリバンやアルカイダも充分あれだけど、アメリカの牧師もとち狂ってるよなあ。
  • 共和党大会に登場したクリント・イーストウッド、賛否両論の背景とは?

    フロリダ州のタンパで先週行われた共和党大会では、ミット・ロムニー候補が受諾演説を行い10万個という風船と紙吹雪の舞う中で、オバマの2期目当選を阻止しようと、党としての団結をアピールしていました。ただ、この党大会で最も話題を呼んだのは、ロムニー候補人ではありませんでした。 最も話題になったのは、その最終日の8月30日、それこそロムニー候補の演説の直前に登場したハリウッドを代表する監督兼俳優のクリント・イーストウッドの「スピーチ」でした。大会が終わり、人々の関心が翌週の民主党大会に移りつつあるこの週末も、まだネットメディアなどを中心に賛否両論が続いています。 クリント・イーストウッドの作品を見たことがある人なら、そこある強烈な「正義感」とか、その延長での「弱者への誠実な視線」あるいは「腐敗した権力への厳しい眼差し」を感じると思います。一見すると、その「思想」はリベラルの側に属するようにも見え

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    FUKAMACHI 2012/09/05
    なるほどねえ……。
  • 2016年──オバマ破壊の旅?

    '2016': A Slick Pitch to the Anti-Obama Faithful オバマはアメリカを破壊する白人差別のムスリム共産主義者──過激なのに説得力もあるこの映画は、反オバマの新たな攻撃材料になる 『2016──オバマのアメリカ』という映画をご存知だろうか。私はほんの24時間前、米共和党全国大会に出席していた俳優のジョン・ボイトから初めてこの映画のことを聞かされた。 「あらゆる人が『2016』を観るべきだ」と、ボイトは言った。「ただの党利党略映画じゃない。これは真実そのものなんだ」 この映画を監督したディネシュ・デスーザが訴える「真実」はシンプルだ。オバマはケニア人の父から受け継いだ反植民地主義的で反資主義的で反キリスト教的な「夢」のために、アメリカを破壊しようと突き進んでいる──。 デスーザはニューヨークのキリスト教の大学キングス・カレッジの学長。オバマ批判で知

    2016年──オバマ破壊の旅?
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    FUKAMACHI 2012/08/29
    ブッシュのときはマイケル・ムーアの映画が大ヒットしたもんだが……。それの逆パターンってな感じか。
  • 副大統領選びはむずかしい

    アメリカ大統領選挙で候補者になるためには、まずは民主党か共和党の党員たちに認めてもらい、党の候補になる必要があります。民主党なら、リベラルであればあるほど党内の支持が高くなりますが、番の選挙では、リベラルすぎると敬遠されます。 同じように共和党では、強硬な保守が支持されますが、番では一般の有権者から嫌われます。 これを避けるため、党の候補に決まったとたん、候補者は発言内容を軌道修正し、中道寄りになるケースが多いものです。民主党のクリントンは、大統領候補になると、保守的な発言が多くなりました。共和党のブッシュ(息子)は、正式な候補になると、「穏健な保守主義」を掲げました。実際には、「穏健」どころか、とんでもないタカ派の性を隠していたのですが。 では、今回の共和党のロムニー候補は、どうか。共和党の候補者選びの過程で、各候補とも極端な保守強硬路線を打ち出していたため、選では中道路線に寄る

  • 財政破綻で巨大ゴキブリがナポリを占拠

    破産の末路 行政サービスが滞ると、世界有数の観光地もこの通り Ciro Messere-Reuters 巨大なゴキブリの姿を思い浮かべただけでむしずが走るタイプの人は、この記事を読まないほうがいい。イタリアのナポリを訪ねるのも、当分はやめたほうがいいだろう。今のナポリは巨大ゴキブリの大群に、文字どおり占領されているからだ。 市内の下水道で卵からかえった大量のゴキブリが地上に進出してきたのは今月上旬のこと。債務危機のあおりで清掃局の予算が削減されたため、この1年間は一度も下水の清掃や消毒をしなかったせいだ。 もともとナポリのゴミ収集システムは非効率で評判が悪く、ゴミの都と揶揄されてきた。しかも制度変更でゴミ収集車が早朝に来ることになったため、飲店などは夜中のうちにゴミを出さねばならない。結果、腐りかけのべ物が何時間も、下水溝の上に放置されることになった。しかも高温多湿。ゴキブリにとっては

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2012/08/23
    うをを……まだ解決してなかったのか。この世でもっとも耳にしたくない音だ。「ゴキブリが多過ぎて、ナポリの道を歩くとクッキーを踏み付けているような気持ち悪い音がする」
  • 「おバカで結構」米共和党綱領の呆れた中身

    厄介な戦い 共和党の大統領候補ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(右)と副大統領候補のポール・ライアン下院予算委員長にとって、各州の共和党綱領は党員のマインドを読み取る重要な材料だが Shannon Stapleton-Reuters 誰にだって「理想の楽園」がある。私が夢見ている楽園は、無料のビールを飲みながら、カントリー界の大御所ウィリー・ネルソンの歌が聴けるコンサートだ。 ジョン・レノンの歌のように人は私を夢想家と呼ぶかもしれないが、これは私に限った話ではない。全米各州の熱意にあふれる政治活動家たちも、綱領で地上の楽園を描いている。 まずは愛すべきテキサス州から見てみよう。ここはアメリカで最も共和党が勢力を誇る州だ。選挙で選ばれる州当局のポストに就いている人は、1人残らず共和党員。州下院の定員150人中、101人が共和党議員だ。 テキサス州の共和党勢は「大きな政府」による締め付

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    FUKAMACHI 2012/08/20
    うわ、なんとおそろしい。まるで大阪維新の会みたいだ。
  • アップルの猛禽文化と競争原理主義

    世界中から集まった頭脳がうかわれるかの出世競争を繰り広げるシリコンバレー。そこで勝ち残り大きな報酬を手にするには何が必要か、アップル社の元シニアマネジャーに聞く 金融危機後も世界最高の頭脳と野心と資金を引きつけ続ける米カリフォルニア州のシリコンバレー。その中からさらに選りすぐりの才能を社内に囲って競争させるのが、アップルやグーグル、フェイスブックといったIT企業躍進の原動力だ。 スティーブ・ジョブズ復帰後の米アップル社で2002年からの7年間、開発部の品質保証部シニアマネージャーとして働いた体験を近著『僕がアップルで学んだこと』にまとめた松井博(46)は、超エリートたちが恥も外聞もなく出世競争に明け暮れるのを目の当たりにした。しかも、「共い一歩手前」と松井が形容するこの競争は意図されたもので、アップルに限らず成功している米企業に共通する成長の方程式だという。 シリコンバレーでも

    アップルの猛禽文化と競争原理主義
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    FUKAMACHI 2012/08/03
    あと10年したら、「これがアップルの敗因だった」と言われそう。
  • ギリシャ極右の危険な躍進

    気温30度を超えたむっとする暑さの中、尿と汗の混じった臭いが開いた窓から漂ってくる。窓には汚れたメッシュのカーテン。その下には、水が半分入ったペットボトルが置かれている。 ここはギリシャの首都アテネ中心部のフィリス通りにあるアパート。不法移民20人以上が暮らし、4つの寝室で交代で睡眠を取る。中の様子を聞かれた男は「路上よりはまし」と答えた。 数ブロック行くと半開きのドアが並んでいる。ドアの上の裸電球が点灯していれば売春宿は営業中だ。いろんな民族や年齢の女たちが窓から顔をのぞかせる。観光客の訪れない市内のこうした場所で、推定100万人の不法移民が働きながら暮らす。 近頃のアテネは移民にとって危険な町だ。極右政党「黄金の夜明け」が躍進した5月の総選挙以来、移民を標的とする襲撃事件が倍増。アフガニスタン系移民団体の代表レザ・ゴラミも日刊紙に「状況は悪化している。殴打事件が毎日起きている」と語って

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    FUKAMACHI 2012/08/03
    うわ、これはひどい。まるで片山さつき先生のようだ。
  • 「ペン・ステート・フットボール部」に厳罰の下った理由

    ペンシルベニア州立大学(「ペン・ステート」)のフットボール部は、カレッジ・フットボール「ビッグ・テン」リーグの強豪であり、アメリカのアマチュアスポーツを代表する存在とも言えます。この「ペン・ステート・フットボール部」を舞台としたスキャンダルに関しては、欄でもお伝えしていましたが、約半年を経て一つの結末に至っています。 これまでの事件の経過ですが、同部で長年アシスタント・コーチを務めていた、ジェリー・サンダスキーという人物が、少年たちに対する性的虐待行為の常習犯として逮捕されたのが昨年の11月。その後、ドラマチックな裁判を経て今年の6月にサンダスキーは有罪となっています。(45件の罪状に関して有罪。量刑は未定ですが、終身刑は免れないと言われています) サンダスキーという人物の犯罪も「おぞましい」限りですが、それ以上に問題になったのが、事件の隠蔽工作疑惑です。「もみ消し」工作関与の疑惑から、

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    FUKAMACHI 2012/07/28
    思い切り力をそぎ落とさないかぎり、またやらかしかねないという判断か。
  • ロムニー、中国製ユニフォーム批判が逆噴射

    五輪ユニフォームの中国外注問題で批判を浴びるオバマ。だがライバルのロムニーにはもっと許せない過去があった アメリカ製造業の雇用が厳しい中、ロンドンオリンピックでアメリカ代表選手が着用するユニフォームが中国製だったことが発覚し、大きな騒動になっている。だが共和党の大統領候補ミット・ロムニーは、不思議なほど沈黙を守っている。 その理由は、どうやらこういうことのようだ。 ロムニーは02年のソルトレイクシティオリンピックの組織委員会会長を務めていたが、このときには今回よりさらに大きな騒動が持ち上がっていた。聖火ランナーたちの着用するユニフォームが、軍事独裁政権下にあったミャンマーで製造されていたことが明らかになったのだ。 冬季オリンピックの聖火ランナーを務めたことがあるアメリカ人のスーザン・ボンフィールドは英ガーディアン紙に、ユニフォームがビルマで作られたものだと知ったときの怒りを語っている。 カ

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    FUKAMACHI 2012/07/24
    底の抜け具合もスーパーサイズ。「ソルトレイクシティのオリンピック組織委員会は活動家たちに対し、ユニフォームは「ビルマではなく、ミャンマーで作られたものだ」と語って、さらに怒りを買った」
  • コロラド乱射事件と、アメリカの「いじめ」問題

    先週末のエントリで、日の「いじめ」問題を「空気と目線」という観点から論じたところ、多くの方々から「アメリカいじめ事情はどうなのか?」という問題提起をいただいています。 この点に関しては、確かにアメリカでは体育会系が線の細い子供を「いじめる」というクラシックな「いじめ」のパターンがあり、それに加えて、ここ5年ぐら「ネットいじめ」の問題、あるいは中学校を中心とした「仲間外れ」などの問題行動が増えています。「いじめ(ブリング)」という言葉が、小学校から中学校の教育問題として大きなテーマになりつつあるのは事実だと思います。 ですが、体育会系の横暴というカルチャーは、要するに行動としては幼稚なものだということで理解がされています。新作映画『アメイジング・スパイダーマン』で「いじめっ子」がそれほど悪人に描かれていない一方で、別にそれが非難されるわけでもないという辺りに、一種の社会的な合意、つまり「

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    FUKAMACHI 2012/07/23
    ん? アメイジング・スーパーマン?
  • 誤解されてしまった、ダルビッシュの「謙虚さ」

    メジャーリーグのオールスターが7月10日に迫る中、両リーグのメンバーが発表になりましたが、そこにレンジャースのダルビッシュ有投手の名前はありませんでした。取りあえず「最後の1人枠をかけた投票対象の5名」には入っているのですが、とにかく選出から外れたのは間違いありません。 私は、これまでの堂々たる成績、地元ならびに全米での話題性ということから考えると、出場は当然だと思っていました。それこそ、1994年度の野茂英雄投手のように、球宴の先発に指名されても全く不自然ではないと思います。しかも、アメリカンリーグの監督は、レンジャースのワシントン監督その人であり、更に言えばピッチャーというのは監督指名で決まるのです。 一体、何が起きているのでしょう? 1つには、ここ数年の躍進でレンジャースの全国的人気が高まる中、ファン投票でレンジャースの選手が3名(ハミルトン、ベルトレ、ナポリ)も選ばれたということが

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    FUKAMACHI 2012/07/02
    なるほどねえ。
  • 外国人に優しくない国ワースト5

    不法滞在の疑いがありそうな人物を見かけた警察官に、相手の身分確認を義務付けるべきだ──移民取締りの強化を進める米アリゾナ州が打ち出したこの条項について、連邦最高裁は6月25日、違憲とはいえないとして容認する判決を下した(移民法の大部分については違憲と認定)。 とはいえ世界を見渡せば、移民に優しくないのはアリゾナだけではない。外国人が暮らすのに最悪な環境の国ワースト5を挙げてみた。 ■1位 ラトビア 欧州で開発された移民統合政策指標(MIP)によれば、東欧の小国ラトビアの移民政策は調査を行った世界31カ国で最悪。移民の受け入れ判断には差別もあるし、移住後すぐに就労の権利を与えられない点も問題だ。当局の場当たり的な受け入れ手続きのせいで、多くの移民が不安定な立場を強いられている。 ■2位 日は外国人に金を払って国外に追い払っている。09年春、南米から出稼ぎに来た日系人労働者が母国に帰る

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    FUKAMACHI 2012/06/26
    2位の国の制度に驚いた。なんだそれは…。
  • アサド夫妻に騙され続けた欧米メディア

    アサド政権と反政府勢力の武力衝突が激化し、民間人の虐殺が激化の一途をたどっているシリア。父子2代で40年以上に渡ってこの国を支配してきたバシャル・アサド大統領とそのアスマが、イギリスとアメリカのPR企業と契約して国際社会におけるイメージアップ戦略に励んでいたことが明らかになった。 ニューヨーク・タイムズ紙によれば、目的は「親しみやすくて進歩的で魅惑的」な夫婦というイメージを植え付けること。夫はワシントンの有名PR企業「ブラウン・ロイド・ジェームズ」と月5000ドルの契約を結んでいたという。 その仲介を受けて、昨年3月には米高級誌ヴォーグがアスマ夫人を好意的に取り上げたプロフィール記事を掲載。ちょうどアサド政権が反体制派の弾圧に乗り出した時期で、シリアではその後、少なくとも数千人の死者が出ている。 ワシントン中近東政策研究所のシリア専門家、アンドリュー・タブラーはニューヨーク・タイムズに

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    FUKAMACHI 2012/06/24
    「欧米が騙し続けた」のまちがいじゃないのかね。