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ブックマーク / huyukiitoichi.hatenadiary.jp (4)

  • 2021年に刊行され、おもしろかったノンフィクションを振り返る - 基本読書

    2021年も終わろうとしているので、今年刊行されたの中でも特におもしろかった・記憶に残ったノンフィクションを振り返っていこうかと。昨年に引き続き今年もの雑誌の新刊ノンフィクションガイドを担当していたので、冊数はノンフィクションだけで200冊ぐらいは(数えているわけではないけど)読んでいるはず。 とはいえ、無限にピックアップしても仕方ないので、10冊目安に紹介していこう。 まずは科学書から 彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学 作者:キース・クーパー河出書房新社Amazon科学系のノンフィクションの中でも宇宙系から取り上げていくと、まず紹介したいのはキース・クーパーによる『彼らはどこにいるのか: 地球外知的生命をめぐる最新科学』。今年は中国最大のファーストコンタクトSF『三体』三部作が完結し、年末に邦訳が刊行されたアンディ・ウィアー最新作もファーストコンタクトSFの傑作で

    2021年に刊行され、おもしろかったノンフィクションを振り返る - 基本読書
  • 魚にはどれだけの知性があるのか?──『魚にも自分がわかる──動物認知研究の最先端』 - 基本読書

    魚にも自分がわかる ──動物認知研究の最先端 (ちくま新書) 作者:幸田正典筑摩書房Amazonこの『魚にも自分がわかる』は、「魚の自己認識」、はてはその先の問いかけとして魚の知性について書かれた一冊である。魚は脳も小さいし、餌に飛びつくような能的な動きが目立つので、知的な印象を持っている人は多くないだろう。 だが、近年の動物認知研究の進展によって、そうした認識が誤りであることが明らかになってきた。たとえば、魚は鏡にうつった個体を正しく自分だと認識することができるし、そこに寄生虫がついているのが見えたら、砂底に身体をこすりつけてとろうともする、それどころか、こすりつけた後にもう一度鏡を見る動作までするのだという。鏡にうつった個体を自分だと認識できる鏡像自己認知の能力は、それまで猿や象など一部の知的とされる動物でしか確認されていなかったが、「魚の自己認識」について世界で唯一の研究室であると

    魚にはどれだけの知性があるのか?──『魚にも自分がわかる──動物認知研究の最先端』 - 基本読書
    FUmanma
    FUmanma 2021/12/12
  • アメリカの感染症対策の軌跡を追う『最悪の予感』からALSを発症した著者が自身をサイボーグ化する過程を描いた『NEO HUMAN』までいろいろ紹介! - 基本読書

    はじめに の雑誌462号2021年12月号 の雑誌社Amazonの雑誌2021年9月号のノンフィクションガイド原稿を転載します。今回もいい感じの大作ぞろい。なんといってもマイケル・ルイスの『最悪の予感』は大作だし、ALSにかかった著者が技術で自分の身体をハックしていくさまを描いた『NEO HUMAN』もよい(ちょっともにょるところもあるんだけど)。『読む・打つ・書く』も科学書の書評を書くことが多い身としては参考になるところが多く──とみんなよいだ。 あと今月発売のの雑誌2021年12月号もよろしくね。12月号で僕の新刊めったくたガイドの任期(2年)が終わったので、次号からは担当を外れることになります! の雑誌2021年9月号 最悪の予感 パンデミックとの戦い 作者:マイケル ルイス早川書房Amazonまず紹介したいのは、統計データに注目しこれまでとは異なる選手評価を確立していく

    アメリカの感染症対策の軌跡を追う『最悪の予感』からALSを発症した著者が自身をサイボーグ化する過程を描いた『NEO HUMAN』までいろいろ紹介! - 基本読書
  • 世界のワクチン接種運動を考え直すためにも重要な一冊──『ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか』 - 基本読書

    ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか 作者:ハイジ・J・ラーソンみすず書房Amazonこの『ワクチンの噂』は、ワクチンの信頼性をめぐる国際的な研究プロジェクトなどに関わってきた人類学者のハイジ・J・ラーソンが「ワクチンにまつわる嘘・デマの拡散」について書いた一冊である。ワクチンは、発熱などのリスクはあるものの、病気が発症するのを防いだり、症状を和らげたりしてくれる重要なものだ。 しかし、ワクチン接種にはそれが科学的に説明されている以上に危険なものだという噂や疑念がつきものであり、そういったことはエビデンスもないしありえない、と説明が何度なされても、それを信じる人達は納得しない。では、なぜそんなことが起こってしまうのか。どうやって噂は広まっていき、誰がそれを受け入れるのか。ワクチンに関して、状況を改善するためには何をすべきなのか──について書かれていく。 書が前提としてい

    世界のワクチン接種運動を考え直すためにも重要な一冊──『ワクチンの噂――どう広まり、なぜいつまでも消えないのか』 - 基本読書
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