千葉市若葉区の人気ラーメン店「千葉家」が3月下旬、ツイッターで突然「閉店する」と宣言し、行列の絶えない繁盛店だけに多くのファンの間に衝撃が走った。廃業を危惧する声もあったが、同店は続けて「休業する」と表現を変え、正社員の募集も開始。「人手不足?」「健康上の理由?」と憶測が広がる中、千葉日報社デジタル編集部は店主の苅部由治さん(47)に取材。休業に至った背景を聞くと、人気店でも直面する飲食店経営の過酷な現状が浮かび上がった。(デジタル編集部・平口亜土) 1999年にオープンした同店は濃厚な豚骨スープが売りの「家系ラーメン」の千葉県内の走りとして注目を集め、ずっと行列が絶えなかった繁盛店。店主の苅部さんと妻真由美さん(47)の二人三脚で営業を続けてきた。 ところが、同店は真由美さんのイニシャル「MK」の名で運営するツイッターで3月23日、「閉店いたします 今までありがとうございました」と突然投