雑誌・季刊「叢」。 書籍『火の見櫓暮情』 (ずっと「火の見櫓慕情」と勘違いしてました。)。 後者の中身を見て見ましょう。……イメージとしては、こんな本です。 [図版3 『火の見櫓暮情』中身] 火の見櫓のカラー写真満載で、「レトロ大好き」とか「錆だいすき」とか「火の見櫓LOVE」な人には素敵な本になることでしょう。はい。 さて、この二つの刊行物、中身を見ていると、デザイナーとして有名な 味岡伸太朗 氏が作った書体が、多数使われていることに気づきました。 書籍の表紙や季刊誌の見出しに多用されているのは《TA-方眼》、 新ゴなどに《弘道軒G》、ヒラギノ明朝などに《弘道軒M》 が混植されているなど。 これらの書体は特徴的なので、一目で分かります。 それ以外にも味岡書体は使われているのかもしれませんが、半可通な鉄と亜鉛にはワカりません。 [図版4 季刊「叢」本文組版] ……どちらも味岡伸太郎その人が