杉明朝体--杉本幸治制作/硬筆風細明朝体 近日発売開始! 杉明朝体はね、構想を得てから随分考え悩みましたよ。 その間に土台がしっかり固まったのかな。 設計がはじまってからは、揺らぎは一切無かった。 構造と構成がしっかりしているから、 小さく使っても、思い切り大きく使っても 酷使に耐える強靱さを杉明朝はもっているはずです。 若い人に大胆に使ってほしいなぁ。 -杉本幸治 83歳の述懐- 上左)晃文堂明朝体の原字と同サイズの杉明朝体 上右)晃文堂が和文活字用の母型製作にはじめて取り組んだ「晃文堂明朝」の原字。(1955年杉本幸治設計 原寸/協力・リョービイマジクス) 2つの 「 書 」 の図版を掲げた。かたや1955年、杉本幸治28歳の春秋に富んだ時期のもの。こなたは新書体「杉明朝体」である。 2003年、骨格の強固な明朝体の設計を意図して試作を重ねた。杉本が青春期を過ごした、三省堂の辞書に用い