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2018年8月9日のブックマーク (3件)

  • 特別編 渡辺佑基「マグロは時速100キロで泳がない」

    世界最速のスイマーであるバショウカジキは時速100キロ以上で弾丸のように海を飛ばす。マグロも負けず劣らず、時速80キロでびゅんびゅん泳ぐ。シャチは時速70キロで前進するし、ペンギンは時速60キロですいすいと海を渡る――。 以上の話は子ども向けの図鑑などでしばしば見られる、海の動物たちの「真実」である。流線形の体とアスリートのような筋肉をしたカジキやマグロやシャチは、驚くほどうまく水中生活に適応しており、まるで高速道路をはしる車のようなスピードで大海原をびゅんびゅん泳ぐとされる。 ところがどっこい、である。海洋生物学者である私は、実際にバショウカジキの遊泳スピードを海で計測した科学論文を調べてみたところ、平均スピードは時速2キロと知った。いや書き間違えではない。20キロでも200キロでもなく、2キロ。ちょうどお年寄りの散歩くらいのスピードで「世界最速」のバショウカジキは泳ぐ。 ちなみにマグロ

    特別編 渡辺佑基「マグロは時速100キロで泳がない」
    FeZn
    FeZn 2018/08/09
  • 東京オリンピックはもはや“国難”なのか 浮上する「サマータイム」

    「サマータイム」──夏季だけ時間を繰り上げるという、これまでも浮かんでは消えてきた施策がにわかに浮上している。今夏の酷暑を受け、2020年東京オリンピック・パラリンピックの対策として政府・与党が格検討を始めたのだという。時間を繰り上げれば国民生活への多大な影響は避けられない。東京という一都市のイベントが国全体を巻き込み始め、東京五輪はもはや“国難”の様相を呈してきた。 8月6日付の産経新聞(電子版)によると、サマータイムは夏の時間を2時間繰り上げる。五輪組織委員会の森喜朗会長が7月末、安倍晋三首相に導入を要請し、与党はお盆明けにも格検討を開始、秋の臨時国会に議員立法提出を目指すが、導入は19年と20年の2年限定になる公算が大きい──という。 森会長は7月に競技日程を発表した際、「これまでにないほどの熱気にあふれた大会になると確信しています」と語ったというが、熱気というにはあまりに暑すぎ

    東京オリンピックはもはや“国難”なのか 浮上する「サマータイム」
    FeZn
    FeZn 2018/08/09
  • [鉄]のプロローグ | 鳥取・山陰・大山ワンダー

    文 「日野郡の歴史はたたらの歴史」と言われるほど、日野川流域にはたたらに関する数多くの歴史や言い伝えが残っています。奥日野を縦断する日野川(火の川)源流でのたたら文化の発達により、砕屑物が川に流れ込み、海辺に大量の砂が堆積されました。その結果、巨大な砂州が形成されることとなり、それが現在の弓ヶ浜となっています。 たたら製鉄とは日古来の製鉄法のことを言います。たたらは厳しい仕事でした。映画「もののけ姫」にたたら場の様子が描かれていたのは、記憶に新しいところです。たたら製鉄には、大量の木材が必要でしたが、道具もままならない昔ではその苦労は並大抵のものではありませんでした。村下(たたらの責任者)は、来る日も来る日も窯の中の火を見つめつづけ、その眼は強い光によって衰えを見せ始め、ついには全く視力を失うに至りました。木の下敷きになって命を失う人たちも後を絶ちませんでした。たたら製鉄の過程で川に流

    [鉄]のプロローグ | 鳥取・山陰・大山ワンダー
    FeZn
    FeZn 2018/08/09
    山陰/たたら/印賀鋼/日本神話