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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (45)

  • そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか

    1927年頃、米デトロイトのフォード・モーター社の工場内で、自動車のボディの組立ラインで働く男性たち。実業家ヘンリー・フォードは、現代では当たり前になっている週5日勤務制の普及に貢献した。(PHOTOGRAPH BY POPPERFOTO, GETTY IMAGES) 週の最大労働時間を現在の40時間から32時間とする法案が、米国の議会に再提出されたのは3月上旬のこと。週4日勤務制を採用するべきかどうかは、何年もの間、米国の人々の強い関心の的となってきた。 だが、そもそもなぜ週40時間働くことを求められているのだろうか。土曜日と日曜日が聖なる休日とされている理由はなんだろうか。こうした概念が職場の常識となった経緯を紹介しよう。 なぜ週5日働くのか 何世紀もの間、米国の雇用主は週ごとの休みを設けることなく、労働者を長時間働かせていた。しかし19世紀初頭、多くの雇用主が日曜日を休みとすることを

    そもそもなぜ1日8時間、週5日、週40時間労働が標準的なのか
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    FeZn 2023/03/29
  • 2022年の驚くべき発見22 人類の知はこれだけ広がった

    毎年、世界中の研究者が、人類の知の蓄積に貢献している。 古生物学者や考古学者は過去の痕跡から、はるか昔に失われた生命や文明を明らかにする。生物学者や地球科学者は地球とこの星に暮らす生命の仕組みを解明し、天文学者は地球の外に広がる謎を追求する。そして医学者は、人体の複雑さとそれを脅かす病気を研究し、人類という種を守るための新たな手段を開発する。 人類の絶え間ない探求と実験からもたらされる発見は、予想もしなかったようなものであることも少なくない。今年、特に大きな驚きとなった発見を以下にまとめた。

    2022年の驚くべき発見22 人類の知はこれだけ広がった
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    FeZn 2022/12/09
  • 米国防総省を動かしたUFO 「ジンバル」と「ゴーファスト」

    2015年に撮影された映像。米海軍の飛行士たちが、フロリダの大西洋岸沖で、「ジンバル」という愛称で呼ばれる、回転しているように見える奇妙な飛行物体に遭遇したところ。(VIDEO BY U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE) 6月25日、米議会に「UFO報告書」が提出された。目撃者の証言を含めつつ、その内容を検証するシリーズの第2回(第1回はこちら)。 2004年にカリフォルニア沖で謎の物体「チクタク」を目撃したディートリック氏はその後、イラクとアフガニスタンで従軍してから、ワシントンD.C.で海軍の管理職をこなしつつ、ジョージ・ワシントン大学で2014年にMBAを取得した。 しかし、目撃事例の波紋が消え去ることはなかった。国防総省の役人たちは、ディートリック氏に対し、直接話を聞きたいという人たちに向けて説明をするよう繰り返し求めてきた。2004年以降、氏は少なくとも年に1回

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    FeZn 2021/07/08
    p2「報告されたUAPの大半は、レーダー、赤外線、電気光学、目標検知追尾装置、目視確認などを含む複数のセンサーによって記録されている」というから、やっぱり『何か』が飛んでいるんだろうなぁ……
  • 米西海岸沖に現れたUFO「チクタク」 目撃者の証言と映像

    2004年、米海軍の飛行士たちが、カリフォルニア州沖で赤外線カメラがとらえた楕円形の未確認飛行物。1分10秒過ぎに突然加速して左に消える。この物体はすぐに「チクタク」と呼ばれるようになった。(VIDEO BY U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE) 米国家安全保障当局は6月25日、未確認飛行物体(いわゆるUFO)の一連の目撃事例に関する報告書を議会に提出した。これまでほとんど重要視されてこなかったこのトピックが、正式な調査対象として受け入れられたことを示す画期的な出来事だ。 国家情報長官室が作成したこの文書は、不可解な遭遇事例について新たな情報を提供している一方で、多くの重要な疑問は未解決のまま残されている。そこで、目撃者の証言を含め、いくつかの興味深い遭遇事件を詳しく紹介しつつ、これから3回に分けて報告書を検証してみたい。 海軍のパイロットをはじめとする軍人たちは、何十年

    米西海岸沖に現れたUFO「チクタク」 目撃者の証言と映像
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    FeZn 2021/07/08
  • UFOはなりすまし? 電子戦の覇権争う「カラス」たちの世界

    2015年、米海軍の飛行士たちが、フロリダ州の大西洋岸で「ゴーファスト」と名付けられた未確認飛行物体に遭遇。F/A-18戦闘機の銃に搭載された赤外線カメラで記録された物体は、目撃者が無線で驚きの声を上げる中、海面を横切っていく。(VIDEO BY U.S. DEPARTMENT OF DEFENSE) 6月25日、米議会に「UFO報告書」が提出された。目撃者の証言を含めつつ、その内容を検証するシリーズの第3回(第1回はこちら)。 米国の兵器システム設計者と、ロシア中国で同じ仕事をしている人たちの間では、目に見えないいたちごっこが続いている。シリア、台湾ウクライナなどでは、通称「カラス(crows)」と呼ばれる軍事専門家たちが、電磁領域の覇権を争っている。 「時とともに、航空機やミサイルに搭載されているセンサーはどんどん高性能になっていきます」。軍需企業ノースロップ・グラマン社の陸海セン

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    FeZn 2021/07/08
  • 「星条旗を最初に作った女性」伝説はおそらく作り話

    米国最初の国旗を作ったのはベッツィー・ロスだと言われているが、それが真実であるという証拠は見つかっていない。独立戦争の約100年後、全米を熱狂させた国旗フィーバーの中で生まれた伝説だ。(ALAMY STOCK IMAGES) 植民地だった米国が独立を宣言した18世紀後半、当時の首都フィラデルフィアで、一人の女性が最初の星条旗を作ったという。その人の名前はベッツィー・ロスことエリザベス・グリスコム・ロス。彼女の物語は、米国の小学校では演劇の定番になっており、愛国伝説として語られることもある。 しかし、米国で愛されているこの物語は現在、作り話と考えられている。 「調査した歴史の専門家はみな、ベッツィー・ロスが最初の星条旗を作った、あるいはデザインに貢献したという確かな証拠はないと述べています。そもそも、国旗を検討する組織があったかどうかすら定かではありません。存在していたかもしれませんが、何の

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    FeZn 2021/07/08
  • サメは「磁場の地図」を使える、回遊に利用か、研究

    今回の研究の対象となったウチワシュモクザメ。米マサチューセッツ州ボストンのニューイングランド水族館で撮影。(PHOTOGRAPH BY BRIAN SKERRY) 季節や成長にともなって移動する生きものといえば、渡り鳥やサケを思い浮かべる人がほとんどだろう。しかし、サメも世界中の海を回遊する。たとえばホホジロザメには、南アフリカとオーストラリア沖を往復するものがいる。また、レモンザメは自分が生まれたバハマの小さな島の沿岸に戻ることができる。(参考記事:「ニシレモンザメ、出産時の里帰りを確認」) サメのこうしたナビゲーションについては長年の謎だったが、5月6日付けで学術誌「Current Biology」に掲載された論文で、ウチワシュモクザメ(Sphyrna tiburo)が地球の磁場を利用して行くべき方向を判断できることが示された。 「サメが磁場を検知し、それに反応することを示す論文はほか

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    FeZn 2021/05/12
  • 元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓

    アイルランド出身の料理人メアリー・マローン。腸チフスが集団発生した際、初めて保菌者と特定された人物だ。メディアはマローンを「腸チフスのメアリー」と呼び、マローンの裁判と強制隔離は世間の注目を集めた。1909年ごろに公開されたこのイラストでは、マローンが頭蓋骨を割ってフライパンに入れている。(CHRONICLE, ALAMY) ジョージ・ソーパーはいわゆる探偵ではなかった。彼は土木技師だったが、公衆衛生の専門家のような存在になっていた。そのため1906年、米国ニューヨーク州ロングアイランドの家主が腸チフスの発生源の追跡に苦労していたとき、ソーパーに声がかかった。その夏、家主はある銀行家の家族と使用人にロングアイランドの家を貸していた。8月後半までに、この家に暮らす11人のうち6人が腸チフスに感染したのだ。 ソーパーは以前、ニューヨーク州の職員として感染症の調査を行っていた。「『エピデミック・

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    FeZn 2020/04/06
  • 絶滅したマンモスを「絶滅危惧」リストに?なぜ?

    絶滅動物ケナガマンモス。その牙は、象牙同様に珍重されている。(PHOTOGRAPH BY JONATHAN BLAIR, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 8月17日からスイス、ジュネーブで開催されているワシントン条約(CITES:絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)の締約国会議で、驚くべき提案がなされている。マンモスを規制対象リストに加えようというのだ。 ケナガマンモス(学名Mammuthus primigenius)は、かつて北米やユーラシア大陸の北部に生息した哺乳類で、4000年以上前に絶滅している。現在生息している動植物の規制対象リストに絶滅種を加えるというこの提案は、当然ながら論争を呼んでいる。 ワシントン条約の目的は、国際取引が原因になって、現生の動植物が絶滅に追い込まれるのを阻止することにある。絶滅種が明確に除外されているわけではないもの

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    FeZn 2019/08/23
  • 「黒死病」はネズミのせいではなかった?最新研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ジョージ・M・サットン鳥類研究センターのクマネズミ(Rattus rattus)。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) 中世の欧州やアジアで大流行し、多くの人々の命を奪ったペスト。その原因であるペスト菌は、ネズミによって拡散されたと長い間信じられてきた。だが、犯人は別にいたようだという結果が最新の研究で示され、論争を呼びそうだ。 論文は1月15日付けの科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された。それによると、欧州の人口の3分の1が死亡した「黒死病」と呼ばれる14世紀のペストの大流行を含め、14世紀から19世紀初頭まで続いた世界的流行では、主にヒトに寄生するノミとシラミが細菌を媒介していたと示唆されている。 「疫病は、人類の歴史を大きく変えてきました。ですから、どうやって拡大したのか、なぜあれほど

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    FeZn 2019/07/12
    2018年の記事
  • エベレスト登山、渋滞の背後にある大きな問題

    エベレスト登山で最も危険な場所の1つであるクンブ・アイスフォールを通る登山者の列。(PHOTOGRAPH BY MARK FISHER/FISHER CREATIVE, NATIONAL GEOGRAPHIC) 5月27日、米コロラド州のクリストファー・クリシュ氏(62歳)が、エベレスト登頂後の下山中に、標高7900メートルのキャンプ4で亡くなった。クリシュ氏の兄弟によると、死因は高山病ではなく心臓まひだという。 これで、エベレストでの今シーズンの死者は11人になり、ヒマラヤの8000メートル峰における今春の死者数は計21人にのぼった。登山シーズンはあと数日残っているため、この数はさらに増える可能性もある。 ネパールの登山家ニルマル・プルジャ氏が5月22日に撮影したエベレスト渋滞の写真は、瞬く間に拡散した。頂上付近の尾根で何百人もの登山者が渋滞し、ほぼ途切れのない列を作っている写真だ。そし

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    FeZn 2019/06/06
  • スペースXのスターリンク計画 天文学者は不安の声

    スペースXの動画中継の1コマ。ファルコン9ロケットがスターリンク衛星を軌道に投入する様子が捉えられている。全世界にインターネットサービスを提供しようとするスペースXの計画にとって、今回の60基は始まりに過ぎない。天文学者たちは、このプロジェクトが科学に及ぼす影響や、一般の人々が見上げる夜空の変化を懸念している。(PHOTOGRAPH BY SpaceX) 米スペースX社のイーロン・マスク氏が思い描くようにことが運べば、近い将来、夜空には新たに約1万2000個の「星」が輝きはじめることになる。 星といっても、同社が計画する巨大通信衛星網「スターリンク」の人工衛星が反射する光だ。スターリンクは、これまで電波が届かなかった僻地や、航空機、船舶、自動車が地球上のどんな場所にいても高速ブロードバンドを利用できることを目指している。完成は2020年代中頃としている。(参考記事:「スペースX新宇宙船、米

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    FeZn 2019/06/06
  • 特集:揺れる少林寺の魂 2011年3月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

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    FeZn 2019/02/16
    楊桂吾の死と、その弟子たち
  • 絶滅とされたキノボリカンガルー、90年ぶり再発見 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    ウォンディウォイキノボリカンガルーは1928年以降の記録が存在せず、研究者たちはこのようなイラストを参考にするしかなかった。ところが7月、ニューギニア島の山岳地帯で初めて写真が撮影された。(ILLUSTRATION BY PETER SCHOUTEN) ウォンディウォイキノボリカンガルーはとても珍しく、1世紀近く姿を消していたため、すでに絶滅したと考えられてきた。そのウォンディウォイキノボリカンガルーがついに再発見され、しかも初めて写真に収められた。 一見サルのようなこのキノボリカンガルーはニューギニア島の山林で樹上生活している。ただし1928年、欧米の科学者たちに発見されたのが唯一の目撃情報だった。 シドニーにあるオーストラリア博物館の有袋類学者マーク・エルドリッジ氏は「最も実態が知られていない哺乳類の一つです」と話す。 だが、英国のアマチュア植物学者がインドネシア西パプア州のウォンディ

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    FeZn 2018/10/05
  • 光合成する微生物を地下深くで発見、定説覆す | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    スペインのリオ・ティント川地域の環境。火星に似ていることから、この厳しい環境で生存する生物を研究し、地球外生命体の可能性を探る研究者は多い。(PHOTOGRAPH BY WESTEND61, GETTY) スペイン南西部のイベリア黄鉄鉱ベルト地帯は、まるでエイリアン映画のセットのようだ。鉄を豊富に含んだ大地にさび色の湖が点在し、スペイン語で「赤い川」という意味のリオ・ティント川が、暗い色の岩石の間を縫いながら鮮やかな赤色に輝いている。だが、その足元にはさらに奇妙な世界が広がっていた。 この黄鉄鉱ベルトでボーリング調査を行い、岩石コアサンプルを取り出したところ、太陽の光も届かず、水や栄養も乏しい地下600メートル付近でシアノバクテリアが大量に見つかり、研究者らを驚かせた。シアノバクテリアは環境適応力が高く、地球上のあらゆる場所で見つかっているが、これまで太陽光がなければ生きられないと考えられ

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    FeZn 2018/10/04
  • 特別編 渡辺佑基「マグロは時速100キロで泳がない」

    世界最速のスイマーであるバショウカジキは時速100キロ以上で弾丸のように海を飛ばす。マグロも負けず劣らず、時速80キロでびゅんびゅん泳ぐ。シャチは時速70キロで前進するし、ペンギンは時速60キロですいすいと海を渡る――。 以上の話は子ども向けの図鑑などでしばしば見られる、海の動物たちの「真実」である。流線形の体とアスリートのような筋肉をしたカジキやマグロやシャチは、驚くほどうまく水中生活に適応しており、まるで高速道路をはしる車のようなスピードで大海原をびゅんびゅん泳ぐとされる。 ところがどっこい、である。海洋生物学者である私は、実際にバショウカジキの遊泳スピードを海で計測した科学論文を調べてみたところ、平均スピードは時速2キロと知った。いや書き間違えではない。20キロでも200キロでもなく、2キロ。ちょうどお年寄りの散歩くらいのスピードで「世界最速」のバショウカジキは泳ぐ。 ちなみにマグロ

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    FeZn 2018/08/09
  • 中世のインクと刺さないハチの意外な関係(井手竜也/ハチ研究者)

    昆虫と人は意外なところでもつながっている。例えば、ペンを使って文字を書く。当たり前のことだが、それにはインクが必要だ。ペンとインクの歴史は古いが、今日多く利用されているインク内蔵型のペンが普及する前は、ペン先にインクをつけながら使う、いわゆるつけペンが主流だった。 そのつけペンのインクとして、古くから用いられているものに「没子インク(もっしょくしインク、iron gall ink)」と呼ばれるインクがある。ブルー・ブラックが主な色合いのこのインクは、耐水性に優れ、製造も容易であったことから、中世ヨーロッパでは広く用いられた。現在も製造は行われており、古典インクと呼ばれ、親しまれている。実はこの没子インクの製造には、とある昆虫が欠かせない。 その昆虫というのが、筆者が日々研究している「タマバチ」というハチだ。世界で約1400種がこれまでに見つかっているハチなのだが、ほとんどの種が体長5m

    中世のインクと刺さないハチの意外な関係(井手竜也/ハチ研究者)
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    FeZn 2018/06/12
    これは面白いっ!
  • 【解説】火星に複雑な有機物を発見、生命の材料か

    かつて表面に水が流れていたと思われる河床に沿って並ぶ火星の岩石。(PHOTOGRAPH BY NASA) 火星は呼吸している キュリオシティは、過去の有機物だけでなく、現在の火星を漂う有機物の匂いも嗅ぎつけた。冒頭の論文と同じ、6月8日付け『サイエンス』誌に発表された最新の研究は、火星が季節ごとにメタンを「呼吸」していることを示している。メタンは、最も単純な有機分子である。 現在の火星にメタンがあるのは不思議なことだ。メタンは数百年しか存在できないので、現在の火星で検出されたということは、火星がメタンを補給しつづけていることを意味する。今回の論文の著者で、NASAのジェット推進研究所の科学者であるクリス・ウェブスター氏は、「メタンは火星の大気中にあるはずのないガスなのです」と言う。 研究者たちは2009年に、火星から数千トンのメタンがランダムに噴出していると報告していたほか、2014年末に

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    FeZn 2018/06/12
  • マザー・テレサが「聖人」に認定、疑問の声も

    1989年、インドのアッサム州にある宣教者会の施設で、一般市民の歓迎を受けるマザー・テレサ。(PHOTOGRAPH BY RAGHU RAI, MAGNUM PHOTOS) 慈善活動に尽力した修道女の故マザー・テレサが9月4日、カトリック教会が認定する「聖人」の列に加えられた。ローマ教皇フランシスコが、その列聖式をバチカンで執り行った。(参考記事:「バチカンは変わるか? ローマ教皇の挑戦」) 1979年にノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、以前から「貧民街の聖人」と呼ばれ、インドのコルカタ(カルカッタ)で病や貧困に苦しむ人々の救済に生涯を捧げたことで広く知られている。 カトリック教徒に限らず多くの人々の尊敬を集めていたマザー・テレサだったが、その列聖に関しては批判的な意見がなかったわけではない。 世界中から愛され、恵まれない人々への奉仕を象徴する存在として、米国のロナルド・レーガン元

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    FeZn 2018/05/21
  • 実は凶器? ティラノサウルスの短すぎる腕に新説

    Tレックスの腕は巨大な体に対して滑稽なほど小さいが、この鉤爪の付いた長さ1メートルほどの腕が、従来考えられてきたよりも恐ろしい武器だった可能性があるとの研究が先日学会で発表された。(ILLUSTRATION BY LEONELLO CALVETTI, ALAMY) ティラノサウルス・レックスの小さな腕(前肢)が何の役に立っていたのかは、長い間謎とされてきた。これまでに唱えられてきた説としては、暴れる獲物をつかむもの、休んでいる姿勢から立ち上がるときに体を支える補助、交尾の際に相手を捕まえるため、などがある。 いずれにせよ、近年ではTレックスの短すぎる腕は、飛べない鳥の翼のように機能を失った器官という見方がほぼ定説となっている。さらに一部には、巨大で力強い顎とその筋肉が大きく進化するのと引き換えに、彼らの腕は小さくなったという意見もある。(参考記事:「ティラノサウルスはこんな顔だった、最新報

    実は凶器? ティラノサウルスの短すぎる腕に新説
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    FeZn 2017/11/09
    ライフルとピストルみたいな?(雑な一般化)