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「正調明朝体」とはすこしおおげさな名前かもしれません。このあたらしい書体はべつに古拙感を演出した筆写体でも、奇をてらった装飾体でもありません。正調明朝体「金陵」は中国・南京の雅称から名づけられ、その金陵にあった大明南京国子監刊行の木版刊本『南斉書』にみられる端正な明朝体字様を現代に再生したものです。 明王朝(一三六八−一六四四)は漢民族の朱元璋・太祖が蒙古族の元王朝をたおして南京に建朝しましたが、四代目の皇帝・成祖のときから都を北京に移しました。また国子監とはもともとは隋王朝のころに設立された大学のことですが、明王朝になってからは中央官僚を養成する大学の機能とともに、国家によるすべての学問を統括する中央官庁となりました。都が北方の北京に移転してからも王朝による出版活動は「南監本」とされて南京を中心に展開されました。その明王朝によるもっとも典型的な官刊本、すなわち正調明朝体字様がう
よろしくお願いいたします! 朗文堂の新事業部門 アダナ・プレス倶楽部が誕生しました。 朗文堂/アダナ・プレス倶楽部のWebsiteが開設されました。 当Websiteともども、長いおつきあいのほどお願いいたします。 Website http://www.robundo.com E-mail adana@robundo.com こんな時代だから、 活版印刷機 Adana-21J を創っています! Adana-21J コンピュータがパーソナルな存在となって、生活の隅々にまで浸透してきました。たしかにパソコンは便利ですし、多様な機能を有しています。しかし……、こんな時代だからこそ、 書物形成法や複製印刷術、すなわちタイポグラフィの原点であり、押圧のきいた「本物の金属活字を用いた活版印刷機」に挑戦してみたいという要求が、多方面のお客様から朗文堂に寄せられていました。 またかつてADANA印刷機の
『Typography Journal ヴィネット』 * * * ヴィネットがリニューアルしました タイポグラフィ・ジャーナル『ヴィネット』は書物、メディア、活字にこだわった双書です。 Typography Kaleidoscope─文字の万華鏡 『ヴィネット』がリニューアルして新登場しました。12号までは1号につきほぼ1テーマで編集してきましたが「Typography Kaleidoscope 文字の万華鏡」の視座を加味して、より視野をひろく、複数のテーマを重層的かつ立体的に構成することにしました。もちろん『ヴィネット』の原点としてタイポグラフィのジャーナリスティックな姿勢は堅持しますが、ここを起点として、さらにダイナミックな展開をこころみるためのリニューアルにふみきりました。マガジンのような定期刊行物ではありませんが、当面は50号までの刊行をめざして、堅実に、愚直に刊行にとりくんでまい
森川龍文堂活版印刷所(MORIKAWA RYOBUNDO TYPE FOUNDRY)は、明治35年(1902)の創業で、活字の鋳造と販売で、青山進行堂と大阪で双璧をなした会社でした。現代の電子活字の「リュウミンは、源流を森川龍文堂に発しますが、本来の呉音の「リョウミン」が間違って「リュウミン」と名付けられたものです。残念ですが日本の活字の歴史研究とは、いまだにそんな夜明け前の状況にあります。 欧州での活字の歴史でも鋳造と印刷が分離して、つまり見本帳を作って活字を販売した歴史は、そうふるいもではありません。それが本格化したのは、自動鋳造機と活字母型彫刻機が登場した、1885年から今世紀の初頭にかけてのことでした。つまり手彫り・手組み時代の歴史を一度統括して、機械化時代の到来にそなえたものでした。 欧州ではいま、ふるい金属活字の見本帳が発掘され、どんどん復刻されています。
あたらしい活字書体のデザインは その新鮮さにたれも気づかないくらいに良くできているべきである。 もし、あたらしい活字書体が控えめで 完全なまでの静寂なたたずまいを備えていて それが良く考えてつくられていることに人びとが気づかないなら その活字書体は優れた活字書体といえるのだ。 スタンリー・モリスン 1930年
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