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ブックマーク / www7b.biglobe.ne.jp/~osaru (2)

  • 日本刀の見所

    地肌(じはだ)とは、炭素量が異なる材料を組み合わせ、折り返し鍛錬を行なうことによって生まれる地の模様のことです。炭素量が多い部分は黒っぽく見えるためその部分が模様となって現れるのです。上の写真を見ると、焼刃の上に木材のような模様が見えます。これが地肌です。日刀を間近で見たことがないという方は、日刀にこのような肌があるのかと不思議に思うかもしれません。 地肌は鋼をどのように折り返して鍛えるかによって模様が決まります(鍛錬参照)。つまり伝法によって地肌が異なるのです。従って地肌は日刀を見る際、その伝法を見極める際の手がかりの1つとなります。地肌には次のような種類があります。 板目肌(いためはだ) 木の板の模様に似ていることからこう呼ばれます。一番多い地肌です。折り返し鍛錬時に十文字鍛えにする事によって生じます。模様の大きさによって大板目(おおいため)、小板目(こいため)などと呼ばれます。

    FeZn
    FeZn 2017/05/13
    “地肌を表現する際に「肌立つ(はだたつ)」とか「肌詰む(はだつむ)」など(中略)肌立つとは地肌の模様がハッキリしていることを指し、詰むとは地肌の模様がきめ細かくなっていることを言います。”
  • 業物について

    ホーム ■ 業物とは 業物(わざもの)とは切れ味の良い刀のことです。寛政九年(1797年)、遠州浜松藩士、柘植平助方理が著書『懐宝剣尺』に刀を切れ味によって分類した物を載せたのが始まりです。選定にあたっては、据物斬り(すえものぎり)の斬り手である須藤五太夫睦済、首斬り朝右衛門こと山田朝右衛門吉睦(よしちか)に協力を得て編纂しました。一般的に佩刀する事の多い新刀を主に載せています(新々刀については記載はありません)。切れ味によって最上大業物(さいじょうおおわざもの)、大業物(おおわざもの)、良業物(よきわざもの)、業物(わざもの)の4ランクがあります。この約30年後に、朝右衛門吉睦が『古今鍛治備考』という著書を発行し、『懐宝剣尺』の業物ランクを、その後の試し斬りの経験から追加訂正しています。載せている刀工数では『懐宝剣尺』の約5倍に当たる数を載せていますが、全ての刀を試した訳ではなく、長年の

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