年齢層間の価値観の差が小さくなっている――。2023年1月19日に公開した本連載の37回では、そんな「消齢化」の実態を博報堂生活総合研究所の研究員がリポートした。今回の40回では、さらに深掘りして、11年間分ものカラオケの歌唱データを分析することで消齢化の実態を探る。全年齢層で歌われる曲を見ていくと、興味深い特徴が見えてきた。 「20代は○○な人」といったように、価値観や嗜好を年齢層によって塊として捉えることはよく行われます。しかし以前は大きかった年齢層による価値観や嗜好の違いが、実は年々小さくなっていることが分かってきました。博報堂生活総合研究所(以下、生活総研)ではそれを「消齢化」と名付け(2023年1月19日記事 )研究を進めています。 このたび生活総研では、エクシング(名古屋市)との共同研究として同社が展開する通信カラオケ「JOYSOUND」が蓄積してきたデータのうち、12年からの
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