2012年05月28日 TEXT:小川 浩(株式会社モディファイ CEO 兼クリエイティブディレクター) Googleが拡張現実アイウエアプロジェクト「Glass」を発表したことで、いよいよスタートレックや攻殻機動隊の世界が実現するかもしれない――という妄想が爆発した人も多かろう。 Google Glassは眼鏡型のコンピュータだ。顔に装着することで視野全体を仮想スクリーンとして多様な情報にアクセスできるし、さまざまな操作が可能になる。 Googleはほかにも運転者による操作なしに全自動で動く自動車などのプロジェクトを手がけている。これらは誰もが夢想したSF的な未来を力強く引き寄せるものであり、インターネットがコミュニケーション用や情報取得用のメディアであるだけでなく、社会全体のインフラへと昇華させるものだ。人間の日常生活におけるすべてをインターネットにひも付け、オンとオフの境目をなくす。