北九州市議会(定数57)の一部議員が、6月のスペイン視察で公務中の昼食時に酒を飲んでいたことがわかった。外部からの指摘を受け、井上秀作議長は不適切な行為だったとして、今後、国内外を問わず、視察での日中の飲酒を禁止する通知を10日に出す方針を決めた。 市議会事務局によると、視察には、市議8人と議会事務局職員2人が参加。会派別の内訳は自民党4人、公明党2人、ハートフル北九州2人だった。再生可能エネルギーの利用状況調査などを目的として6月24日~7月1日、スペインやフィンランドを訪れた。 6月25日と27日、スペインのマドリードとバルセロナでの昼食でワインが出され、議員の一部がグラス1杯程度飲んだという。読売新聞の取材に対し、飲酒した議員は「スペインの習慣と思い、口をつけた。気が緩んでいたと言われても仕方ない」と釈明した。飲酒後も視察は続き、25日はプラド美術館、27日はサグラダ・ファミリア大聖