脳内にある80種類のタンパク質の働きが活性化すると眠くなり、眠りにつくと働きが収まるのをマウスの実験で発見したと、筑波大の柳沢正史教授(神経科学)のチームが13日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。「スニップス」と名付けたこの一群のタンパク質は眠気の“正体”とみられ、睡眠そのものに深く関わっているらしい。 柳沢教授らは、タンパク質が睡眠を促して神経を休息させ、機能の回復につなげているとみている。「睡眠の質の向上や、不眠など睡眠障害の治療法の開発につながる可能性がある」という。
![眠気の正体は脳内タンパク 筑波大チームが発表 | 共同通信](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4ffeff7cd32f733daefd53b78ef7d94cb92d22df/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnordot-res.cloudinary.com%2Ft_ogimage2%2Fch%2Fimages%2F379677314167948385%2Forigin_1.jpg)
自民党の柴山昌彦総裁特別補佐は8日、財務省による森友学園の決裁文書改ざんについて、国有地売却に関わっていれば辞任するとした安倍晋三首相の昨年2月の国会答弁が「きっかけになったことは紛れもない事実だろう」との見方を示した。改ざんの再発防止策を検討している党会合後、記者会見で述べた。その後「誤解を与える発言だった」と撤回した。 会見で柴山氏は「首相発言をきっかけに佐川宣寿前国税庁長官が答弁した。その答弁が生煮えだったため、それに合わせる形でさまざまなボタンの掛け違いが続いた」とした。
麻生太郎財務相は8日の閣議後の記者会見で、学校法人「森友学園」に関する文書改ざん問題を巡り、第三者委員会による調査実施に否定的な考えを示した。「検察も第三者。その検察でもう答えを出した」と述べた。 財務省が調査結果を公表した後も、石破茂自民党元幹事長らが第三者機関による調査検討を求めるなど与党内でも早期幕引きに異論がくすぶっている。麻生氏は見解を問われ「与党に聞いてほしい」と述べるにとどめた。 麻生氏は続投の意向を重ねて強調。麻生氏の国会での答弁機会を減らす「麻生隠し」が行われていると野党側から批判が出ていると指摘されると「隠れていない」と反論した。
政府の働き方改革関連法案の「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」のニーズを把握するため、厚生労働省が12人に実施したヒアリングのうち、9人については今年2月1日に行っていたことが7日、分かった。国会で「働く人のニーズを把握しているのか」と野党から追及された翌日に当たるため、野党側は「アリバイ作りのための茶番だ。立法理由にならない」と反発。高プロ創設の根拠となる「ニーズの把握」がずさんな形で行われていたと批判を呼びそうだ。 ヒアリングを巡っては、研究職やコンサルタントらわずか12人にしか行われておらず、残る3人は3年前に行っていたことも新たに判明した。
財務省は11日に開いた財政制度等審議会の分科会で、社会保障の改革案を提示した。地域の実情に応じて都道府県がそれぞれ医療費を引き下げることや、厚生年金の支給を始める年齢を68歳に引き上げることが柱。高齢化によって財政支出が膨らむのを抑制する狙い。政府が6月に策定する新たな財政健全化計画に盛り込みたい考えだ。 厚生年金の支給開始年齢は、2025年にかけて60歳から65歳へと段階的に引き上げられている。財務省は、欧米の主要国が67、68歳としている現状を踏まえ、日本でも68歳まで一段と引き上げることを提案した。
安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で、学校法人「加計学園」(岡山市)の獣医学部新設に関し、便宜を図るよう指示したことはないと改めて正当性を主張、認可プロセスは適正だったとの見解を示した。学園の加計孝太郎理事長から「相談や依頼があったことは一切ない」と強調。新設計画を把握した時期は2017年1月としてきたこれまでの答弁を維持した。新たに判明した「首相案件」との記載がある愛媛県職員作成の文書に関しては「コメントを差し控える」とした。 首相は、文部科学省の前川喜平前事務次官を含めて「私から指示を受けた方は一人もいないことも明らかになっている」と説明した。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画を巡り、当時首相秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官が愛媛県の担当者らに「本件は、首相案件」と述べたと記された文書が存在するとの一部報道に対し、柳瀬氏は10日、「自分の記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」と否定するコメントを発表した。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く