有形泰輔シェフが化けそうだ。川崎市の向ケ丘遊園駅すぐそばで繁盛店の座を築いた「セテュヌボンニデー」(舌をかみそうなパン屋さん名筆頭)が、昨年暮れ、東京の自由が丘に2店舗目をオープンした。多摩川の向こう側・神奈川県にあったことで、実力に比して、メディア的にはいささか地味であったこの店が、ついにブレークしはじめている。 押しも押されもせぬ有名パティスリー「パリセヴェイユ」のすぐ裏手。自由が丘というスイーツの中心地に殴り込んだ形だ。新作も登場、自由が丘を意識した商品構成になっている。 リュスティック オ バゲット有形シェフにすすめられて手に取った「リュスティック オ バゲット」。「これ、有塩バターを塗って食べてみてください。『ふぉっ!?』ってなりますよ」といきなり謎の声を上げたので面食らったが、それぐらいおいしいらしい。早くバターをつけて食べてみたいもんだが、家まで我慢できず、店を出てすぐかぶり