任期満了に伴う4月23日投開票の明石市長選を巡り、暴言を理由に今期限りで引退を表明した泉房穂市長が、後継候補として明石市議、丸谷聡子氏(59)の擁立を準備していることが24日、関係者への取材で分かった。 丸谷氏は神戸市出身。2015年の明石市議選で初当選し、現在2期目。前回19年の市議選では得票数が3番目に多かった。環境教育コーディネーターや日本野鳥の会ひょうご副代表を務め、市議になった動機を「地域の生物多様性を守るため」などと語っていた。 明石市長選を巡っては、泉房穂市長が昨年10月、自身への問責決議案を出そうとした市議に「選挙で落としてやる」と暴言を吐き、責任を取るとして今年4月の任期満了での退任を表明。後継候補を立てる意向を示していた。 泉市長は丸谷氏を伴い、支援者へのあいさつ回りを始めている。神戸新聞社の取材に泉市長は「25日に記者会見を開いて説明する」と話している。 同市長選には