管理人のイエイリです。 昭和の時代には「男の顔は履歴書」という言葉が流行りましたが、コンクリートの“顔”となる表層品質も同じです。 コンクリート表面の状態は、生コン時代からの現場受け入れ状態、コンクリート打ち重ねの時間、打ち重ね時の表面処理などの集大成だからです。 しかし、コンクリートの打設から養生、脱型までの過程には、硬化前のコンクリートの性質や状態、打設時の温度など、多くのデータが必要で、それぞれの書類が別々のため、過去のデータを見て次回の施工にフィードバックするのが困難です。 そこで鹿島は、コンクリ打設のフィードバック実現にするため、AI(人工知能)アプリを開発しました。その目的の一つは、現場技術者のコンクリの良し悪しを判断する目を鍛えることです。 現場技術者は、アプリを入れたタブレットでコンクリート表面の写真を撮り、「打ち重ね線」「色つや」「表面気泡」「沈みひび割れ」「ノロ漏れ」「