データを暗号化するときにはPythonのライブラリであるCryptographyを使います。 基本的に企業で扱うデータはすべて暗号化してファイルで管理するとベターです。 平文で持っていると漏洩したときに中身が見られてしまうので情報漏洩になりますが、暗号化しておけば漏洩しても問題はほとんどないといえるでしょう。 最近ではPythonによってディープラーニングやデータ分析のライブラリが豊富に提供されていますが、そのときに使うデータのセキュリティは見落としがちです。 今日はPythonを使って、シンプルに暗号化・複合する方法を紹介します。 [toc] 事前準備 まず使用するデータを用意します。 データ分析でよく用いられるPandasのデータフレームを暗号化対象として使うことにします。 以下のデータは、銀行のお金をやりとりしたデータです。 いつ、だれが、金額などが記載されており、機密情報にあたりま
Pythonでcryptographyを使用しファイルを暗号化及び復号化してみます。 なお、今回はcryptographyモジュールを使用します。cryptographyモジュールはPythonの標準ライブラリではありませんので、事前にインストールする必要があります。 ■Python 今回のPythonのバージョンは、「3.8.5」を使用しています。(Windows10)(pythonランチャーでの確認) ■ファイルを暗号化するでは、まずcryptographyを使用しファイルを暗号化するスクリプトを書いていきます。 ■コードfrom cryptography.fernet import Fernet #キーを作成する key = Fernet.generate_key() #キーをローカルに保存する with open(r"C:\Users\user\test\test_key.key"
ファイルを暗号化するのに、ZIP圧縮の暗号化機能を使っているという方は多いことだろう。とは言え、ZIPファイルの暗号化にZipCrypto形式を使っているなら、安全とは言えないかもしれない。というのも、昨今のコンピューターを使えば8文字(英小文字+数字)のパスワードなど数分以内に解析できてしまう。そこで、今回は暗号化ツールを作って安全にファイルを暗号化する方法を考えてみよう。 GUIで使える簡単ファイル暗号化ツールを作ってみよう ZIPファイル圧縮の問題点を確認しよう まず、今回のプログラムを作る前に、現在、ZIPファイルの暗号化で問題となっている点を確認しよう。一般的に、ZIPファイルの暗号化に使えるのは、ZipCryptoとAES-256の2つの方式となっている。しかし、Windows10のエクスプローラーでも解凍できるのは前者のZipCryptoのみだ。そのため、利便性からZIPファ
ハッシュ化 ハッシュ関数(一方向関数) パスワードなどを解読できないように変換するによく使われる関数がハッシュ関数です。ハッシュ関数は、任意の長さのデータを通すと特定の長さのデータ(ハッシュ値)に変換します。 ハッシュ関数の特徴は、ハッシュ値を生成するのは簡単である一方、ハッシュ値から元のデータを生成することが不可能な点です。このような性質からハッシュ関数は一方向関数とも呼ばれます。 よくハッシュ関数で使用されるSHA-256は、長さが256ビットのハッシュ値に変換されます。暗号資産で有名なビットコインのハッシュ値計算でもSHA-256が使用されています。 本記事では、Pythonでハッシュ化するためのモジュールであるhashlibについて紹介します。 ハッシュ化と暗号化の違い ハッシュ化の他に暗号化という技術もあります。ハッシュ関数は、上記でも説明したように元に戻すことができない一方向関
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く