ビール大手5社で構成するビール酒造組合は24日、2010年秋以降、各社のビールなど酒類のテレビコマーシャル(CM)の自粛時間を延長すると発表した。 未成年者飲酒を防ぐ社会的な要請に応えることが目的だ。 現在のCM自粛時間は、平日の午前5時〜午後6時、土日、祝日と1月2〜3日は、午前5時〜正午となっている。10年秋以降は、土日、祝日なども、自粛時間を、平日と同じ午後6時まで延長する。 世界保健機関(WHO)は来年5月、有害なアルコール使用を低減するための戦略を採択する見通しで、世界各国では、未成年者などによる不適正なアルコール摂取規制を強化する流れにある。このため、未成年者がテレビを視聴する割合が高い時間帯の酒類CMの自粛を強化する。