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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/north2015 (12)

  • 特別だけど、唯一(ひとり)ではないあなた。アスカの物語としてのヱヴァンゲリオン新劇場版:破2 - N.S.S.BranchOffice

    EVA, 映画あるいは、「境界線上のアスカ」さて、数日経って。前回のに追記でいいかなとも思ったんだけど、ちょっと長すぎるし、もうちょっとアスカの話がしたくなったので補足として書いておきます。サマーウォーズの話はちょっと置いて、もっとアスカの話に絞って。前のでもツッコまれたけど、なんでアスカの物語ってのを殊更に強調するのよ、って話。半分は、北がレイよりはアスカ偏重派だからなんだですけど(おいおい)、それ以外の理由として「あのエレベータのシーン(と、もっと言うと、その直前の弐号機封印から、3号機搭乗まで)が非常に強く印象に残っているから」ってのがあります。前回も触れたけど、書き足りない。もう少し細かく書くと、こんなシーン。以下、セリフの引用が大量にあるので、ネタバレになります。たぶん合ってるけど、間違ってたら訂正してください。よろしく。レイ「エヴァは、自分の心の鏡」アスカ「何ですって?」レイ「

    GiGir
    GiGir 2009/09/08
    “ありがとう”は新劇場版の最大のキーワードだと思ってます。/ブクマつけ直し
  • 特別だけど、唯一(ひとり)ではないあなた。アスカの物語としてのヱヴァンゲリオン新劇場版:破 - N.S.S.BranchOffice

    EVA, 映画一昨日くらいにもういちど『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を見てきました。二回目と言うことで、一回目には見えなかった要素が目に付いたり。あとは、目下放置中の(色んなところで議論が進んでいるみたいだから、基的には少し静観の構え。ただ、間違いの訂正は早めにしとかないとな……)な『サマーウォーズ』との関連とかも。その意味では、これはサマーウォーズにみる、世界のひろがりの関連記事である。あれの続きも、また書くけど、今日はエヴァのこと。以下、特に断り無くネタバレします。で、改めて見てみてだけど、なんか『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』と『サマーウォーズ』とには、大きな共通項がある、とやはり思いました。対極にある作品であるように捉えている人もけっこういるみたいだけど(エヴァ板とかで、どっちが面白いとかいうことをやっている人もいるし)。だから、今回は『サマーウォーズ』を補助線にしながら、『ヱ

    GiGir
    GiGir 2009/09/03
    注記どもです。ヱヴァ破におけるチルドレンたちが唯一ではないが特別な存在という表現はとても納得のいくところです。近いうちにヱヴァ破についても書きます。
  • サマーウォーズにみる、世界のひろがり - N.S.S.BranchOffice

    映画, はてなエコー『サマーウォーズ』を見てきました。事前に評判を聞いていたら、絶賛半分、難色半分、という感じで、まあいい映画ってのはたいていそんなもんかなと思いつつ視聴してきましたが……結論から先に書くと、とても楽しめました。リアルな田舎の風景があり、バーチャルなネットワークの風景があり、地縁と血縁でつながる大家族があり、ネットワークで接続される世界中の人々があり、泣かせるところあり、熱いところあり、ほのぼのするところありの、まさにてんこ盛り。まさに夏映画。でも、がちゃがちゃと組み立てられながらも決定的な破綻は起こらず、さまざまな要素が絡み合いながら最後の逆転の連続にぎゅっと収束していくところはさすが、という感じ。瑕疵はあったかな、とは思うけど、前作の『時をかける少女』と比べても、楽しめました。どんなふうであれ、楽しめた映画は(僕にとって)まずはいい映画です。時間があればヱヴァと同じよう

    GiGir
    GiGir 2009/08/21
    健二が“選ばれなかったもの”であるという指摘は重要。「描かれなかったものが描かれなかっただけで本当は存在する」のかどうかはやはり疑わしく。それがあるならば見えるはずの何らかの影すら見つけられませんでし
  • 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の気になるところを書いていく - N.S.S.BranchOffice

    EVAひとつ前が概念的な話だったので、これは具体的に。ちまちまメモる。以下の記述にはネタバレが含まれます。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を未見の方はご注意ください。設定・テーマ・メカニック・演出などなどループ説について相変わらずカヲル(仮)がその匂いを漂わせている。でも、素直にループするかな? マリの台詞と対。「社会」の位置づけについて避難する人々、飛行機。第3新東京市を行き交う人々、モノレール。加持の畑についてるネームプレート(畑を耕す他の人がいる、という暗示)これらは『序』と同じく、旧劇場版では薄かった外の人々と言う要素。みんな萌えにばっか目を向けてるけど、カットインされるこのへんにも目を向けてあげてください。このあたりは、セカイ系どーこうでも語れるかもわからないけども、社会・政治の話が(陰謀論的にでも)出てくるのはやはり異なっているところ。パイロットたちが直接触れるんじゃないけど、

    GiGir
    GiGir 2009/07/05
  • 初音ミク消費力学・補(消費すること、そのほか) - N.S.S.BranchOffice

    はてなエコー, 二次創作はてなブックマーク - 初音ミク消費力学(の裏にある二次創作の力学) - N.S.S.BranchOffice初音ミクという神話のおわりこのあたりを横目で見つつ、前回書いたことについてちょっと。補足とか。ブックマークの気になるコメントまずはブックマークについたコメントについて。id:pbh 単純に創生期は作品少ないから何でも消費するけど、だんだん作品も多くなって一大ジャンルを形成した辺りでジャンル内を作家や嗜好で検索するようになるってだけの気も。 2008/12/08受け手側について最も簡潔に書くとそうなる気はする。ガンガン捨象して行くと最後はそのあたりまで抽象化できると思います。だけどこの場合、作品自身の傾向の変化、作者の傾向の変化、という変数が入らなくなるので(前回も書いたんだけども、受け手と同様に作り手もまた、場の状況に影響されると思うので)、前回はもうちょい

  • 初音ミク消費力学(の裏にある二次創作の力学) - N.S.S.BranchOffice

    二次創作, はてなエコー主体は、「初音ミク」ではなく、プロデューサーさんプロデューサーさんとアーティスト何故初音ミクよりも作者に注目が集まるようになったか。「初音ミクというキャラクターよりも、初音ミクを使った楽曲を制作した作者に注目が集まるようになってきた」というお話についてちょこちょこと。id:GiGirさんの「うーん」になんか立ち止まってしまった。記事で書かれている状況認識については特に異論はありません。実際、自分にしてもP名で曲を選別し、聞くことが多くなってきた、という体感的なこともあるし、また記事で紹介されているような事実も傍証にはなるだろうと思います。このへんの事実関係については、それほど異論も出ないような気がします。でもその理由付けについてはやや補足できることがあるかもなと思います。少しだけ寄り道して、二次創作の話(二次創作の消費力学)必要なので少しだけ寄り道します。north

  • ソードマスタールルーシュ/もう仮面は被らない - N.S.S.BranchOffice

    アニメ, メモなんか、20話と21話を連続で見たんだけど、コードギアス(コードギアス 反逆のルルーシュR2)がソードマスターヤマトみたいになってた。なんか凄い。なんか凄いのでとりあえず思うままメモする。これはなんていうか、あれ、なんなんだろう?まずは20話。これが凄い。話っていうか心の動きとかが全然つながってない。ここらで既に語られてるけど、2500万人とか死んでるのにみなさん余裕。この勢いは『百万のキセキ』級の荒唐無稽。全体に『コードギアス』は個別の死や人生については体験的に描けるのに、人数が増えると想像力がぜんぜん対応できてないところがあってそれはそのままセカイ系っぽい。個人と世界と社会、コードギアスの舞台である戦争のフィールドは社会であるように見えて、でも実際にはそれも、個人的な世界・日常と対応するところの非日常というひとくくりでまとめられるところの、現実的な想像力の及ばない彼岸であ

  • "ラストライヴ"-"LASTLIVE"(初音ミクSS) - N.S.S.BranchOffice

    二次創作, 業務連絡, 小説初音ミクのお話です。中でもcosMo@暴走Pさんによる作品の二次創作になりますので、ニコニコ動画でcosMo@暴走Pさんの作品を聴いている方、ミクが好きな方はどうぞ。あと、お話自体にはコメント欄がないので、コメントしたい場合はこっちでもどうぞ。*1”ラストライヴ” - ”LASTLIVE”(前)”ラストライヴ” - ”LASTLIVE”(後)

    GiGir
    GiGir 2008/06/08
    cosMo(暴走P)の楽曲を元にした二次創作小説。cosMoファン必読。
  • 神の宿る細部と宿らない細部/どこにリアリティを見出すか1 - N.S.S.BranchOffice

    おたく, はてなエコー, アニメルルーシュは如何にしてリアリティを手放して日人を記号化せしめたかについて、コメントだったりトラックバックだったりブックマークコメントだったりを色々といただきました。というわけで、今回はそのフォロー。というわけで書いていくんだけれど、話としては重複しているところも多いのである程度集約して書くことにする。論点としては大きく二点で、別に破綻してないよリアリティって何ぞこのあたり。また、お話全体を通しての軸としても大きく、タイトルにも挙げている二点神の宿る細部と宿らない細部お話のどこにリアリティを見出すかこのあたりを考えておいていただけるとよい。まあ、どこまで書けるかわからないけど、つらつらと。 設定的な整合性はとれている?まずは、話しやすいところから設定的な整合性のお話。前回の記事を書いた後、「設定的な整合性は取れている」という旨の指摘をけっこうもらった。たとえ

    GiGir
    GiGir 2008/05/29
    力強い批判/ナナリーに対する背信、スザクの背負うべき責任という部分に着目すると見えてくるものがあるかもしれない/私は谷口監督とコードギアスのスタッフを全面的に信用しています
  • ルルーシュは如何にしてリアリティを手放して日本人を記号化せしめたか - N.S.S.BranchOffice

    おたく, アニメリアリティを手放した、『コードギアス 反逆のルルーシュR2』第8話『コードギアス 反逆のルルーシュR2』は、第8話でついに決定的にリアリティを手放した。ここまで、かなりトリッキーな展開はあるにしろ、ギアスというワイルドカード以外はそれなりの(怪しいながらも)説明をつけてきたにも拘わらず、ここにきて常識的には考えられないような展開を提出してきた。いや、個人的には面白かったんだけど、それはそれとしてこの展開は第一期からの流れで言えばある種失敗とみなしてよいものだろう、と思う。いちおうこれは見たひとのために書いているけれど、見ていないひとのためにざっくり説明しておくと、ゼロことルルーシュは、まず「ゼロを国外追放する」という約束を取り付けた後、特区日(日人が被差別状態から免れるための特区)の構想のために集まった日人たち100万人にゼロの仮面を被せ、「全員がゼロであるので、全員

    GiGir
    GiGir 2008/05/26
    コードギアスが緻密な演出によって支えられていたことの裏返し/確かに演出レベルではミスがあったが、十分挽回可能な範囲だと思う
  • オタク第四世代とデータベース消費論2‐データベース消費論編 - N.S.S.BranchOffice

    しらないことば, はてなエコーオタクでない僕によるオタク第四世代論そんなわけで前回の続き。ほとぼりも醒めたころではあるけれど、マイペースに。前回、ややばらばらとまとまらない話をしてしまったので、そのあたりをざっとおさらいしたりしながら(また、コメントももらったので、そのへんも踏まえながら)前回のお話のその先まで、もう少しお話を続けてみよう。メタレベルの消失についておさらいしよう、そうしよう。というわけでおさらい。前回のお話では「オタク第四世代」ということばの定義と、その背後にあると推定できる東浩紀によるデータベース消費論についてざっくりと書いていた。定義に関してははっきりした定義を文献にあたることはできなかったが、その言葉の用いられ方を見ると、東浩紀によって定義されたデータベース消費の概念を援用している、もしくはその構図の延長線上にある議論である、ということはわかった。年代で言えば、ちょう

  • オタク第四世代とデータベース消費論1 - N.S.S.BranchOffice

    しらないことば, はてなエコーオタクでない僕によるオタク第四世代論初耳なので調べてみてメモ。オタクには第四世代が発生しているらしいと思ったら、それは行動で定義できる、世代として分析しえない世代らしい。そして、それはデータベース消費論の延長線上で分析できるらしい。などなど。いったん「オタク第四世代」と言うことばの出自を調べてから、エントリの内容についてメモしていく。今回は出自の話と、あと第四世代の行動として想定されているものの分析の仕方は適切なのか、というような話をひとまずは書く。ただ、今回は分析のバックグラウンドとして、東浩紀のデータベース論の話があったので、こちらについてもまずは「しらないことば」として考えてみる。ごくあっさりと使っている「データベース消費」ということば、そこに前提されている「データベース」を僕は、あなたは当に理解しているのか?オタク第四世代ってどこが出典なのかWiki

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