きっかけは m_debugger 氏のエントリ「山口二郎、レイシストとして本格デビュー」に私がブクマをつけて、ブコメで「「外国人、カルト集団など、が周囲に目立つようになると、人間は不安に陥る。これらのアイデンティティに対する脅威も、生存のリスクに含まれる」という超差別言説を自ら流布」という一節を引用しておいたことである。私は『自由への問い 2 社会保障――セキュリティの構造転換へ』を読んでいないので「レイシスト」「超差別言説」という評価に直ちに同意するわけではないが、そのような批判が妥当する可能性は十分にあると考えたからである。 まず第一に、「アイデンティティに対する脅威」を言うのであれば、それをもっとも切実に感じているのは様々なマイノリティ、とりわけ存在すらなかなか認知されないような集団や、公的に攻撃の対象となっている(e.g. いまの日本でいえば朝鮮学校の生徒・保護者)集団であるはずだ
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