前回の記事の続きです。 野球で例えると、ある球団はドラフトでもトレードでも投手を全く獲得しない。代わりに野手に投手をさせることでしのいでいる。それも、見所のある(投手としての可能性がある)野手を投手として鍛え直すのではなく、順繰りに野手に投手を担当させているだけなので、投手が一向に育たない。しかし、それでも投手を獲得する気はない。 あろうことか、「観客はみんな野球の素人だから、投手も素人でいい。観客の目線に合わせることが大事だ」などと開き直る。 今回の記事から読み取れる産経新聞と記者の姿勢はこんなところです。 素人の野球に金を払う物好きはいませんね。同様に、給料をもらって文章を書く記者が素人でいいはずがありません。例え謙遜、自戒、言葉の綾であっても「素人」などという言葉を使ってはなりません。仕事に対する認識が甘すぎます。 今回の記事は、「新米記者が努力により科学記事をどうにか無事に書き上げ