安保法案、強行採決の構え 政府、与党 会期延長で一致 2015年06月11日 00時17分 新たな安全保障関連法案への「違憲」批判が広がる中、政府、与党は10日、今国会の会期を延長し、衆院の採決時期を探る動きを本格化させた。自民党の谷垣禎一幹事長は安倍晋三首相と官邸で会談し、「そろそろ法案をどうしていくか、判断しなければならない」と伝えた。二階俊博総務会長は講演で「会期を延長し、結論を出すことが大事だ」と述べ、今国会で成立させるべきだとの考えを明言。政府、与党は、強行採決も辞さない構えだ。 9日、菅義偉官房長官と加藤勝信官房副長官、自民の佐藤勉国対委員長、吉田博美参院国対委員長が国会図書館でひそかに会った。 「8月10日まで国会を延長したい」。関係者によると、こう切り出す佐藤氏に吉田氏は「8月24日でも厳しい。(成立させる)自信がない」。4者会談では、今月24日に会期末を控えた国会会期延長