花王株式会社(社長・尾崎元規)ファブリック&ホームケア研究センターは、靴下やトイレのニオイなど、日常生活における嫌なニオイの対策に取り組んできました。 このたび、洗濯物を室内干ししたときに発生しやすい“生乾きのニオイ”の発生には、皮膚に普通に存在している皮膚常在菌の一種である“表皮ブドウ球菌”が関与しており、洗濯物に残った身体汚れであるタンパク質や皮脂を栄養分としてニオイ物質を生成していることを明らかにしました。 本研究は、日本繊維製品消費科学会2008年次大会(2008年6月21~22日、名古屋)で発表しました。本研究成果は、ファブリックケア商品の開発に応用していきます。 図1 室内干しで発生する“生乾きのニオイ”に皮膚常在菌が関与 ~生活習慣の変化に伴って増える室内干し~ 花王は、洗濯行動に関して、最近の消費者実態を調べました(2008年3月、全国222名)。 その結果、91