iPhoneのカメラ機能は急激に進歩した。それこそ、デジカメ界やケータイ界が数年かけて上ってきた道を、2年で駆け上がったような感じ。「iPhone 3G」は200万画素で固定フォーカスだったが、「iPhone 3GS」は300万画素でAF付きになり、そして「iPhone 4」は500万画素でHD動画撮影に対応した。 でも実のところ、300万画素が500万画素になったことはあまり大きなトピックではない。PCやMacのディスプレイで等倍表示をすれば画素数の差は確かに出るけれども、その行為自体にたいして意味はないのだ。 重要なのは、画素数以外の面で大きな画質向上が見られたことだ。よくiPhone 4のカメラはきれいになったといわれるが、それは画素数が増えたからじゃない。根本的に絵作りが変わったからなのだ。 iPhone 4のカメラ部品を考察する とはいえ、最初にハードウエアの話もしておこう。 i
![圧倒的によくなったカメラ性能――「iPhone 4」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/04b727eb4986e57dc0ffb224c0f44f6505a5f650/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmobile%2Farticles%2F1007%2F02%2Fl_os_iphone4c-3380.jpg)