日本は空前の「サイクリングルート」ブームになっているようです。「自転車+観光資源=貴重な財源」と悟った全国の自治体が、サイクリストたちを誘致するためこぞってモデルルートを作成しています。愛媛県と広島県を繋ぐ「しまなみ街道」はすでに絶大な人気を誇っていますが、滋賀県でも琵琶湖を一周する「ビワイチ」、神奈川県では三浦半島のサイクリングロードマップなど、続々と増えています。そして新たに「四国一周1000キロルート」が生まれました。過疎化や人口流出に悩む四国4県にとっては貴重な計画です。こうしたサイクリストたちに優しい場所は、すぐにでも行ってみたいです。 イタリアで“レース疲れ”発生 ロディ・レッコ・ロディ ©lodileccolodi 2017 私の国、イタリアではこういった取り組みはほとんどありません。サイクリングを楽しむより、レースの文化が浸透しているからです。イタリア人は基本的にレース志向