今回のお題は、オリンパスが2016年末に発売した高性能ミラーレス一眼「OM-D E-M1 Mark II」(以下、E-M1 Mark II)だ。オートフォーカスや連写の性能を大きく引き上げ、プロ向け一眼レフをしのぐ速写性能を備えたことが写真ファンの間で大きな話題となった。旧モデルの「OM-D E-M1」(以下、E-M1)を2台体制で愛用してきた落合カメラマンは、手持ちのミラーレス一眼やデジタル一眼レフの一部をバッサリ処分したうえでE-M1 Mark IIを導入するなど、並々ならぬ評価をしているようだ。 まずは、みずからの立ち位置(ミラーレス機との関係性)を明らかにしておくべきだろう。この連載を以前から読んでくれている方には先刻ご承知のこととも思うのだが、ここ数年の私は決して“一眼レフ命!”ではなかった。分け隔てなく、便利にミラーレス機を使い続けてきているのだ。いや、そればかりか、コンデジ系