アップルが11月7日から発売する、M3搭載MacBook Proのレビューをお届けする。M3には「M3」「M3 Pro」「M3 Max」の3種類があるが、今回試用したのは「M3」を搭載したMacBook Proである。 実際に使ってみるとこの製品の位置付けがよくわかる。別の言い方をすれば、「どんな人がどのM3を選ぶべきか」ということも見えてくる、という話だ。ベンチマークソフトなどの値も含め、M3版の価値を考えてみよう。 M3搭載Macとはどんなものなのか アップルがMacに自社設計半導体である「Mシリーズ」を使うようになって3年以上が経過した。これまでは色々な製品が出るたび、数字だけが末尾である「無印」と、よりハイエンドな「Pro」「Max」が刷新されてきた。ただ、今回のように3種類が同時に発売されるのは初めてのことになる。 位置付けは以前と変わらない。 無印が「価格重視で普及型」、Pro