アレルギー抑制 分子を発見 6月7日 6時20分 花粉症やぜんそくなどのアレルギー症状の抑制に関係する分子を、筑波大学の研究グループが発見し、新たな治療方法の開発につながると期待されています。 アレルギー症状の抑制に関係する分子を発見したのは、筑波大学大学院人間総合科学研究科の渋谷彰教授らの研究グループです。アレルギー症状は、花粉やダニそれに食べ物に含まれる一部のたんぱく質などの「アレルギー物質」と、特定の細胞が反応して、ヒスタミンなどの化学物質が過剰に放出されるために引き起こされることがわかっていますが、研究グループでは、この特定の細胞に化学物質の放出を抑制できる分子があるのを発見したということです。研究グループによりますと、この分子に別のあるたんぱく質を加えて刺激すると、アレルギー症状を引き起こす化学物質の放出が抑えられたということです。アレルギー症状の治療は、これまで放出された化学物