スパイシーなのに酸味や甘味、香草の香りが癖になるタイ料理は、ベトナム料理と並んで人気のある東南アジアグルメです。でもタイとベトナムの間にあるラオス料理となると話は別。一体どんな料理なのか、「辛そう」ぐらいしか想像できない方が多いのではないでしょうか? タイ料理として知られているもののなかには、実はラオス発祥のものがたくさんあります。その代表格が「ラープ」という料理。ラオス風ミートサラダで、パクチーの効いたさっぱりとした味わいは一度食べたらやみつきになるほどおいしいのです。 今週のタビィコムは、ラオスの国民食「ラープ」を通してタイとラオスふたつの食文化をご紹介したいと思います。パクチー好きは必読です! ●タイ風ラープ、ラオス風ラープ ラオスの食卓に欠かせない食べ物といえば、カオニャオというもち米と今回ご紹介するラープです。ラオス料理の特徴は、東南アジアで唯一主食がもち米であることなの