人が長生きできるようになったのはつい最近の事だ。昔は得られる食物の数に限りがあり、天候の悪化に伴って凶作になればすぐに飢饉が生じていた。 ところが人類はテクノロジーによりこの限界をやすやすと突破してしまった。 今では痩せた土地だろうが空気中から窒素を取り出して肥料としてまけば、すぐに肥沃な大地へと変えることができる。その事により人類は飢饉をほぼ克服し、現在では先進国では餓死する人は殆どいなくなった (なお化学肥料の開発は高校の化学で習う無機化化学のハーバーボッシュ法の応用である。無機化学は高校の授業ではサラッと流されてしまうが、実はこのように人類史上でも極めて重要な発見の1つだ) その他にも病気などといった生き続ける事を困難にする障害も多数あったのだが日々の科学技術の進歩の度合いはすざまじく、キリストが生まれて2000年たった今、人類はかつてと比較して非常に長生きできるようになり滅多なこと