経済産業省北海道経済産業局は、道内のサイクルイベントの現状を調査したところ、イベント開催費に対する道内への経済波及効果は最大8・3倍に上ると算出した。観光とサイクリングの組み合わせが大きな経済効果をもたらすことが初めて実証されたとして、同局はサイクルツーリズムの促進を図っていく方針だ。 同局では、調査するにあたり、2016年4~10月に道内で開かれたサイクルイベント91件について距離や参加目的、体験観光との組み合わせや地域連携の取り組み状況などを整理した。その上で、着順やタイムを争う競技を除き、誰でも参加できる「観光型」と経験と専門の自転車が必要な「スポーツ型」に分類して1件ずつ選出。実際に会場で参加者にアンケート調査を実施し、支出金額などを基に経済波及効果を算定した。 同年8月28日に開催された観光型の「利尻島一周ふれあいサイクリング」(走行距離60・2キロ、参加費無料)は無料のレンタサ